平安期の創祀「尼のえべっさん」、1月の十日戎、大マグロに硬貨
[住所]兵庫県尼崎市神田中通3-28
[電話]06-6411-3859
尼崎戎神社(あまがさきえびすじんじゃ)は、兵庫県尼崎市神田中通にある神社。近代社格では村社。尼崎ゑびす神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。
別名倉持戎大宮、または「ちぢみさん」。商売繁昌の神様「尼のえべっさん」として参拝者に親しまれており、毎年1月9日より11日まで十日戎大祭が開催される。
創建は平安時代の醍醐天皇(在位:897年-930年)の御代以前であるという伝承が残されている。主祭神は八重事代主大神。
鎌倉時代末期の正和年間(1312年-1317年)、近江坂本の日吉神社に属する一社が尼崎に祀られ、その後別所町と別所村に分社。
江戸時代前期の寛文2年(1662年)までに、別所村字内畑(現 尼崎市西本町5丁目)には戎太神宮が建立され、氏神として祀られた。
なお、別所町の分社「初島恵比須」はその後築地町に移り、現在の初嶋大神宮になったとされる。
明治になり、事代主神社に改称、明治6年(1873年)8月には村社に列した。戦後の昭和23年(1948年)、現社号に改称した。
昭和28年(1953年)に現在地に遷座、昭和34年(1959年)には大鳥居が建立された。平成25年(2013年)1月、社務所を新築した。
現在までに、大国主之大神・誉田別大神・猿田彦大神を配祀している。
末社の御祭神として、天照大神・豊受姫大神・天満様(天神様)・大宮能女大神(天宇受命)・火産霊大神・塩釜大明神(塩土翁神)を祀る。
天神様については、菅原道真が左遷先の九州の大宰府に向け航海中、尼崎に立ち寄り、立ち並ぶ老松や砂浜の景観に感銘を受けた「琴の浦」に関する逸話にちなむ。
十日戎大祭は、1月9日が宵えびす、1月10日が本えびす、1月11日が残りえびす。
尼崎商人から奉納される大マグロが本殿前に供えられ、その大マグロにお金を貼り付けると福が自分に付くとされ、大マグロは毎年硬貨で埋め尽くされる。
拝殿の前には月像石(つきいし)が置かれている。アポロ11号が月面着陸を果たした昭和44年(1969年)7月20日に和歌山県で発見されたという奇石。
その翌年に当社に奉納された。以来、参拝者が御利益を祈願して、石を撫でていく風習が広まっている。
「ちぢみさん」の別称は、当社地が南北朝以来数々の戦火に巻き込まれ、また災害を被るごとに社勢が衰え、分断や縮小を余儀なくされていったことによるとされる。
【ご利益】
商売繁盛、海上安全、水難除け、事業成功(公式HP)
【関連記事】
・十日戎・日本三大ゑびすとは? - 「えべっさん」関西地方の冬の定番風物詩、福娘に福笹
・兵庫県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、兵庫県に鎮座している神社の一覧
[電話]06-6411-3859
尼崎戎神社(あまがさきえびすじんじゃ)は、兵庫県尼崎市神田中通にある神社。近代社格では村社。尼崎ゑびす神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。
別名倉持戎大宮、または「ちぢみさん」。商売繁昌の神様「尼のえべっさん」として参拝者に親しまれており、毎年1月9日より11日まで十日戎大祭が開催される。
創建は平安時代の醍醐天皇(在位:897年-930年)の御代以前であるという伝承が残されている。主祭神は八重事代主大神。
鎌倉時代末期の正和年間(1312年-1317年)、近江坂本の日吉神社に属する一社が尼崎に祀られ、その後別所町と別所村に分社。
江戸時代前期の寛文2年(1662年)までに、別所村字内畑(現 尼崎市西本町5丁目)には戎太神宮が建立され、氏神として祀られた。
なお、別所町の分社「初島恵比須」はその後築地町に移り、現在の初嶋大神宮になったとされる。
明治になり、事代主神社に改称、明治6年(1873年)8月には村社に列した。戦後の昭和23年(1948年)、現社号に改称した。
昭和28年(1953年)に現在地に遷座、昭和34年(1959年)には大鳥居が建立された。平成25年(2013年)1月、社務所を新築した。
現在までに、大国主之大神・誉田別大神・猿田彦大神を配祀している。
末社の御祭神として、天照大神・豊受姫大神・天満様(天神様)・大宮能女大神(天宇受命)・火産霊大神・塩釜大明神(塩土翁神)を祀る。
天神様については、菅原道真が左遷先の九州の大宰府に向け航海中、尼崎に立ち寄り、立ち並ぶ老松や砂浜の景観に感銘を受けた「琴の浦」に関する逸話にちなむ。
十日戎大祭は、1月9日が宵えびす、1月10日が本えびす、1月11日が残りえびす。
尼崎商人から奉納される大マグロが本殿前に供えられ、その大マグロにお金を貼り付けると福が自分に付くとされ、大マグロは毎年硬貨で埋め尽くされる。
拝殿の前には月像石(つきいし)が置かれている。アポロ11号が月面着陸を果たした昭和44年(1969年)7月20日に和歌山県で発見されたという奇石。
その翌年に当社に奉納された。以来、参拝者が御利益を祈願して、石を撫でていく風習が広まっている。
「ちぢみさん」の別称は、当社地が南北朝以来数々の戦火に巻き込まれ、また災害を被るごとに社勢が衰え、分断や縮小を余儀なくされていったことによるとされる。
【ご利益】
商売繁盛、海上安全、水難除け、事業成功(公式HP)
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