清盛の夢枕、龍燈の松、5月弁天祭、旧暦10月亥の子祭、正月初巳祭
厳島神社 兵庫県神戸市兵庫区永沢町4-4-21
[住所]兵庫県神戸市兵庫区永沢町4-4-21
[電話]078-575-8724

厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、兵庫県神戸市兵庫区永沢町にある神社。別名「兵庫弁天」と呼ばれ、親しまれている。 御朱印の有無は不明。

平安時代末期の治承4年(1180年)、平清盛によって、兵庫津の発展と住民の繁栄を祈願し、平家一門の氏神として深く崇敬している安芸厳島神社を勧請して創建された。

縁起によれば、清盛が人工島を築く際に夢枕に厳島明神があらわれ、「汝の志を成就せんがために現れた。篤く信仰して疑うことなかれ」と告げられた。

そこで鎮座地を探していると、龍燈が西の方角から飛び立ち、松の枝に掛かった。ここが神慮の地であるとし、この地に建てられたという。

清盛が福原京造営時に勧請したいわゆる厳島神社七社の一社である。御祭神は市杵島姫命

ちなみに、この龍燈の松は、戦前まで枯れてはいたものの現存したが、昭和20年(1945年)の神戸大空襲で焼失した。

江戸時代前期の元禄5年(1692年)の『指出帳』には厳島弁天女社、増福寺支配とあって、除地になっている。

例祭は5月16日で、弁天祭と呼ばれ、子供御輿が出る。旧暦10月亥の日には亥の子祭があり、亥の子餅を作り、神前に供し餅まきを行う。

亥の子餅を頂くと万病を除くといわれ、また、亥の日に餅を供えて弁才天を祭ると福を授かるとされている。

正月初の巳の日には初巳祭があり、この日の御守を巳成金といって開運・金運、縁起が良いとされる。

境内には、稲荷社(白萩稲荷大明神・若永稲荷大明神)、淡島神社(少彦名命大己貴命息長足姫命)、毎年2月8日に盛大な針供養が行われる針塚、胞衣塚などがある。

【ご利益】
開運招福、交通安全、技芸・スポーツ向上
厳島神社 兵庫県神戸市兵庫区永沢町
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