大山守命の後裔が奉斎、小部天神、「大楠」と源満仲の九龍伝承
[住所]兵庫県川西市小戸1-13-17
[電話]072-757-5094
小戸神社(おおべじんじゃ)は、兵庫県川西市小戸にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 摂津国 河辺郡「小戸神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。
『特選神名牒』には「おべ」とあるが、現在は「おおべ」と呼ばれている。
『古事記』に第15代応神天皇の皇子である「大山守命、爲山海之政」とある(『古事記』該当部分)。つまり諸国の海人部、山守部の統領とされた。
大山守命の後裔にあたる榛原公の一族が、山守部として当地に来て、山神としての大山津見神を奉斎したのが当社の創始。
創祀年代は不詳。もともとは、現在花屋敷と称される釣鐘山の山麓に鎮座したという。遷座の時期や理由は不詳だが、村ごとの移住・移動があったとも。
『摂津名所図会』に「小戸村にあり。『延喜式(神名帳)』に出づ。小戸・栄根・小花等の産土神なり。土人、小部天神と称す」とある。
猪名川の西岸一帯の産土神として崇敬された。素盞嗚尊・天児屋根命を併せて祀る。
明治6年(1873年)8月、村社に列し、明治42年(1909年)、八阪神社と細川姫神社を合祀した。
昭和42年(1967年)、本殿を改築し、平成20年(2008年)に修復が行われた。例祭は10月18日で秋季大祭。
境内には、推定樹齢500年、根回り約12メートル、樹高約30メートルという大クスがあり、「大楠」として、県の天然記念物に指定されている。
境内社に、藤森神社(大月姫命)、稲荷神社(白龍大神)、鹿嶋神社(武甕槌神)がある。「大楠」は白龍大神の御神木とも。
この白龍大神に関して、源満仲(912年-997年)が、住吉神社の返橋の上から神矢を放ち、沼に住んでいた九龍の一匹を射殺した。
市内東多田には九頭神社(九頭大明神)がある。残りの龍も、鶯の森に昇った者が天王宮に、中橋西側に昇った者がこの白龍大神になったという。
【ご利益】
家内安全、商売繁盛、夫婦和合
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小戸神社(おおべじんじゃ)は、兵庫県川西市小戸にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 摂津国 河辺郡「小戸神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。
『特選神名牒』には「おべ」とあるが、現在は「おおべ」と呼ばれている。
『古事記』に第15代応神天皇の皇子である「大山守命、爲山海之政」とある(『古事記』該当部分)。つまり諸国の海人部、山守部の統領とされた。
大山守命の後裔にあたる榛原公の一族が、山守部として当地に来て、山神としての大山津見神を奉斎したのが当社の創始。
創祀年代は不詳。もともとは、現在花屋敷と称される釣鐘山の山麓に鎮座したという。遷座の時期や理由は不詳だが、村ごとの移住・移動があったとも。
『摂津名所図会』に「小戸村にあり。『延喜式(神名帳)』に出づ。小戸・栄根・小花等の産土神なり。土人、小部天神と称す」とある。
猪名川の西岸一帯の産土神として崇敬された。素盞嗚尊・天児屋根命を併せて祀る。
明治6年(1873年)8月、村社に列し、明治42年(1909年)、八阪神社と細川姫神社を合祀した。
昭和42年(1967年)、本殿を改築し、平成20年(2008年)に修復が行われた。例祭は10月18日で秋季大祭。
境内には、推定樹齢500年、根回り約12メートル、樹高約30メートルという大クスがあり、「大楠」として、県の天然記念物に指定されている。
境内社に、藤森神社(大月姫命)、稲荷神社(白龍大神)、鹿嶋神社(武甕槌神)がある。「大楠」は白龍大神の御神木とも。
この白龍大神に関して、源満仲(912年-997年)が、住吉神社の返橋の上から神矢を放ち、沼に住んでいた九龍の一匹を射殺した。
市内東多田には九頭神社(九頭大明神)がある。残りの龍も、鶯の森に昇った者が天王宮に、中橋西側に昇った者がこの白龍大神になったという。
【ご利益】
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