宇治川の渦と水害「はしうど」、道真が左遷時に立ち寄った地
[住所]兵庫県神戸市中央区元町通5-6-1
[電話]078-341-2028
走水神社(はしうどじんじゃ)は、兵庫県神戸市中央区元町通にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代の延喜元年(901年)、菅原道真が筑紫へ左遷の際、当地に立ち寄り、当地民に高徳を施したという。
後年、村人たちはその余徳と温情を偲び、慕う、その切なる情から、道真を敬仰し、旧跡に祠を建立したという。
つまり、もとは道真を祀る天神・天満宮の一つ。
もともと当地は摂津国に属し、夙川から旧生田川までの地域が菟原郡、旧生田川から須磨までの地域が八部郡だった。
八部郡には、生田郷・神戸郷・宇治郷という三つの郷があった。このうち宇治郷に流れていた川は宇治川と呼ばれた。
「走水」という名前の由来となった宇治川は、雨が降るたびに「走り渦」で河水が渦を作って流れ、その流域の村はさまざまな被害にあってきた。
これにより、この流域にあった村が走水村と呼ばれるようになったという。宇治川は、昭和の大改修で流れを大きく変えた。
「はしうど」由来にはもう一つの説がある。この地域に、天皇に仕えていた氏族の間人が住みついたことから「はしひと」と呼ぶようになり、後にそれがなまったというもの。
明治8年(1875年)、近隣の八幡社(応神天皇)を合祀し、旧走水村の地名をとって現社号に改称した。
八幡社があったことから、当地は八幡町とも呼ばれ、現在でも当社を指して「八幡さん」と呼ばれることがある。現在は、天照皇大神も配祀する。
昭和13年(1938年)、村社に列した。太平洋戦争の戦災で本殿・社務所は炎上したが、昭和33年(1958年)6月、社殿などを竣功し、現在に至る。
境内には神使である狛牛が安置されている。また、筆塚がある。
例祭は7月25日で天神まつり。1月18日・19日は厄除祭が執り行われ、元町の天神さん、八幡さんと親しまれている。
元町商店街でも地区によって氏神が異なる。元町通5・6丁目は当社、元町通4丁目は中央区花隈町の厳島神社、元町通3丁目は中央区三宮町の三宮神社を氏神としている。
【ご利益】
学業・受験合格、厄災除け、水害除け
【関連記事】
・兵庫県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、兵庫県に鎮座している神社の一覧
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走水神社(はしうどじんじゃ)は、兵庫県神戸市中央区元町通にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代の延喜元年(901年)、菅原道真が筑紫へ左遷の際、当地に立ち寄り、当地民に高徳を施したという。
後年、村人たちはその余徳と温情を偲び、慕う、その切なる情から、道真を敬仰し、旧跡に祠を建立したという。
つまり、もとは道真を祀る天神・天満宮の一つ。
もともと当地は摂津国に属し、夙川から旧生田川までの地域が菟原郡、旧生田川から須磨までの地域が八部郡だった。
八部郡には、生田郷・神戸郷・宇治郷という三つの郷があった。このうち宇治郷に流れていた川は宇治川と呼ばれた。
「走水」という名前の由来となった宇治川は、雨が降るたびに「走り渦」で河水が渦を作って流れ、その流域の村はさまざまな被害にあってきた。
これにより、この流域にあった村が走水村と呼ばれるようになったという。宇治川は、昭和の大改修で流れを大きく変えた。
「はしうど」由来にはもう一つの説がある。この地域に、天皇に仕えていた氏族の間人が住みついたことから「はしひと」と呼ぶようになり、後にそれがなまったというもの。
明治8年(1875年)、近隣の八幡社(応神天皇)を合祀し、旧走水村の地名をとって現社号に改称した。
八幡社があったことから、当地は八幡町とも呼ばれ、現在でも当社を指して「八幡さん」と呼ばれることがある。現在は、天照皇大神も配祀する。
昭和13年(1938年)、村社に列した。太平洋戦争の戦災で本殿・社務所は炎上したが、昭和33年(1958年)6月、社殿などを竣功し、現在に至る。
境内には神使である狛牛が安置されている。また、筆塚がある。
例祭は7月25日で天神まつり。1月18日・19日は厄除祭が執り行われ、元町の天神さん、八幡さんと親しまれている。
元町商店街でも地区によって氏神が異なる。元町通5・6丁目は当社、元町通4丁目は中央区花隈町の厳島神社、元町通3丁目は中央区三宮町の三宮神社を氏神としている。
【ご利益】
学業・受験合格、厄災除け、水害除け
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