多武峯山塊の入口、12月第1日曜日の「亥の子のあばれ祭り」
[住所]奈良県桜井市高田字山口
[電話]-
高田山口神社(たかたやまぐちじんじゃ)は、奈良県桜井市高田山口にある神社。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「石寸山口神社(大和国・十市郡)」に比定される式内社(大社、月次新嘗)の論社。
創祀年代は不詳。御祭神は大山祇神。山の神として、現在に至るまで崇敬され続けている。
市内谷に式内同名の神社があり、論社。ただし、谷の神社は山らしいものはないのに対して、当社は多武峯山塊の入口に鎮座しており、山口神社にふさわしいとされる。
式内社「石寸山口神社」は、天平2年(730年)の『大倭国大税帳』において「石村山ロ神戸」とあり、大同元年(806年)の『新抄格勅符抄』には「石村神二戸」とある。
『日本三代実録』貞観元年(859年)に正五位下に叙された。神名帳の他に、『延喜式』巻3「臨時祭」祈雨神祭条に「石村山口社一座」とあり、祈雨神祭85座に含まれる。
大和国の式内社で山口の社名を有する14の神社、いわゆる大和国十四所山口神社の一つ、中でも大和国六所山口神社として崇敬された。
以降の由緒は不詳。明治時代になっても、特段神社登録されておらず、公的には神社とはなっていない。
現在、高い丘陵上に石を積んだ上に碑のみ残り、鳥居はあるが、社殿はない。
境内の西面寄りに、径3メートル・高さ65センチの小さな円丘があり、上部はコブシ大の石で覆われ、前に神座石と花立のほか3基の石燈篭がある。
円丘上の小石は、毎年旧6月28日と9月28日に大汝宮へ参詣し、吉野川の潮生の淵から拾って帰ったものだという。
毎年12月第1日曜日の例祭は厳格に執行されている。いわゆる「亥の子のあばれ祭り」である。
以前は当屋の家で行われていたが、現在は集会所で行われる。集会所の前に青竹で2メートル四方のお仮屋が建てられ、その上に当社の御分霊を祭る屋形が置かれる。
お仮屋の周りに木で作った小さい馬鍬、唐すき、かま、のこぎり、つち、まさかり、包丁などの農機具がつるされ、さい銭も紙包みにしてつるされる。
高田の小学生以下の子供らが集会所の前に集まり、お仮屋につるされた小さい農機具やさい銭を取り、お仮屋を壊してしまう。
次に子供らは集会所に入り、用意された供御(おぜん)の前に座る。円錐形の赤飯を逆さまにしてネムの木はしでささえる。
大当屋の合図で、汁を入れた椀を投げつけ、供御や手桶をひっくり返し、踏みつけたりして騒ぐ。それから、集会所の神棚のお灯明にぬれ藁を投げつける。
【ご利益】
育児、身体壮健、五穀豊穣
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創祀年代は不詳。御祭神は大山祇神。山の神として、現在に至るまで崇敬され続けている。
市内谷に式内同名の神社があり、論社。ただし、谷の神社は山らしいものはないのに対して、当社は多武峯山塊の入口に鎮座しており、山口神社にふさわしいとされる。
式内社「石寸山口神社」は、天平2年(730年)の『大倭国大税帳』において「石村山ロ神戸」とあり、大同元年(806年)の『新抄格勅符抄』には「石村神二戸」とある。
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大和国の式内社で山口の社名を有する14の神社、いわゆる大和国十四所山口神社の一つ、中でも大和国六所山口神社として崇敬された。
以降の由緒は不詳。明治時代になっても、特段神社登録されておらず、公的には神社とはなっていない。
現在、高い丘陵上に石を積んだ上に碑のみ残り、鳥居はあるが、社殿はない。
境内の西面寄りに、径3メートル・高さ65センチの小さな円丘があり、上部はコブシ大の石で覆われ、前に神座石と花立のほか3基の石燈篭がある。
円丘上の小石は、毎年旧6月28日と9月28日に大汝宮へ参詣し、吉野川の潮生の淵から拾って帰ったものだという。
毎年12月第1日曜日の例祭は厳格に執行されている。いわゆる「亥の子のあばれ祭り」である。
以前は当屋の家で行われていたが、現在は集会所で行われる。集会所の前に青竹で2メートル四方のお仮屋が建てられ、その上に当社の御分霊を祭る屋形が置かれる。
お仮屋の周りに木で作った小さい馬鍬、唐すき、かま、のこぎり、つち、まさかり、包丁などの農機具がつるされ、さい銭も紙包みにしてつるされる。
高田の小学生以下の子供らが集会所の前に集まり、お仮屋につるされた小さい農機具やさい銭を取り、お仮屋を壊してしまう。
次に子供らは集会所に入り、用意された供御(おぜん)の前に座る。円錐形の赤飯を逆さまにしてネムの木はしでささえる。
大当屋の合図で、汁を入れた椀を投げつけ、供御や手桶をひっくり返し、踏みつけたりして騒ぐ。それから、集会所の神棚のお灯明にぬれ藁を投げつける。
【ご利益】
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