室町期創建、2本の御神木、季節ごとカラー御朱印、特製の御朱印帳
[住所]埼玉県川口市青木5-18-48
[電話]048-252-5483

鎮守氷川神社(ちんじゅひかわじんじゃ)は、埼玉県川口市青木にある神社。「小さな大社」を称する。

室町時代初期の応永年間(1394年-1427年)の創建。主祭神は素盞鳴命櫛稲田姫命

江戸時代には、正覚院・神力坊・大円坊・般若院などの修験道寺院が別当寺として祭祀を行った。

しかし、ほかの三寺が次々退転していき、江戸時代中期以降、般若院だけが社務を司り、明治維新後は社家となった。

明治6年(1873年)4月、村社に列した。明治17年(1884年)、本殿・拝殿が再建された。

明治40年(1907年)7月までに字間野の水戸社、字谷中の稲荷社、字宮前の神明社・稲荷社、字江川の稲荷社、字橋戸の稲荷社二社・石神井社・第六天社・神明社、字堤外の稲荷社三社、字堤根の神明社、字根の天神社、字寺前の稲荷社、字堤外の諏訪社を合祀。

現在は、天照皇大神倉稲魂命手力乎命保食命大国主神菅原道真公、惶根命面足命建御名方命を配祀する。

大正12年(1923年)の関東大震災により、拝殿・鳥居が倒壊、昭和2年(1927年)に再建された。

昭和61年(1986年)5月25日、権現造の現社殿が造営された。例祭は10月20日。

参道すぐ右手に「氷川大神」と書かれた石碑があり、神代文字でスサオノによる日本初の和歌が刻まれている(『古事記』該当部分)。
やくもたつ いずもやえがき つまごみに やえがきつくる そのやえがきを
参道には大正15年(1926年)奉納の、拝殿前には嘉永4年(1851年)の狛犬がある。

境内中央には2本の椋が根本で一つに結ばれている「夫婦椋」、社殿の裏、右手奥に樹齢400年以上とされるケヤキがあり、それぞれ御神木。

境内には富士塚があり、浅間神社(木花佐久夜昆売命)が祀られている。登山道が整備され、登ると撫で犬像があり、奥宮がある。

他の境内社に、弁天社(市杵島姫命)、磯前神社(大己貴命)、足立百不動尊88番の不動尊堂(不動明王)、天神社(菅原道真公)、三峰神社(伊邪那岐命伊邪那美命)、古峰神社(日本武尊)、稲荷神社(倉稲魂命)がある。

参拝すれば、御朱印を頂ける。御祭神の御神影は季節ごとに色が変わり、冬(1-3月)は紫、春(4-6月)は緑・夏(7-9月)は青、秋(10-12月)は赤。

すべての色をそろえると、記念として素盞鳴命の御影が授与される。また、表は御祭神御神影、裏は石見神楽・大蛇の一場面があしらわれたオリジナルの御朱印帳がある。

デザイナー横尾忠則作の絵画「自立の炎」や、「吉兆」「スサノオ」などが奉納され、この「スサノオ」をあしらったオリジナルの御朱印帳もある。

こうした奉納絵画は通常一般公開されていないが、当社公式サイトで紹介されている。また、兼務社である上青木氷川神社の御朱印も頂ける。

【ご利益】
厄災除け、縁結び、夫婦和合、子育て(公式HP
鎮守氷川神社 埼玉県川口市青木
【関連記事】
埼玉県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、埼玉県に鎮座している神社の一覧
鎮守氷川神社 埼玉県川口市青木の御朱印