村社8社を合祀した村社氷川社、スダジイと御神木御朱印、季節限定
[住所]埼玉県川口市安行原2048
[電話]048-298-1199

九重神社(ここのえじんじゃ)は、埼玉県川口市安行原にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。見開きの「御神木御朱印」も用意され、季節限定の冬バージョンなどもある。

大宮台地の先端部に位置し、久保山と呼ばれる丘に鎮座している。この久保山は、その昔、平将門が砦を築いたという言い伝えがある。

周囲の村々がよく見渡せ、当社境内の御嶽山に登れば筑波山や日光連山を一望することができる。

また、境内には樹齢500年以上のスダジイの大木が2本あり、市の天然記念物に指定されている。

『新編武蔵風土記稿』原村の項に「氷川社 本地十一面観音を安す、村の鎮守にて別に供免を附す」とある。

当社はもともとは氷川社で、主祭神は素盞鳴尊

江戸時代中期の享保年間(1716年-1736年)、境内の西に隣接する真言宗の密蔵院の中興第十六世法印栄尊が武蔵国一宮である氷川神社を勧請したことに始まると伝える。

明治に入ると、神仏分離によって別当を離れ、原村の村社になったが、政府の合祀政策にともない、下記の村社8社を合祀。

領家の神明社、慈林の氷川稲荷合社、藤八の菅原社、吉蔵の八幡社、北谷の稲荷社、花栗の稲荷社、苗塚の稲荷社、小山の氷川社。

そのため、当社は、村社が9社重なった神社ということから現社号に改称した。

現在までに相殿神は、倉稲魂命天照皇大御神保食命菅原道真公・大山祇命伊弉諾命伊弉冉命日本武尊大己貴命市杵島姫命木花咲耶姫命少彦名命・大日霊貴命・彦火々出見命応神天皇猿田彦命

太平洋戦争の敗戦により人心は混乱し、一時境内は浮浪者の塒と化し、昭和23年(1948年)には失火により社殿が焼失した。

昭和26年(1951年)10月15日、現社殿を再建した。例祭は10月15日に近い日曜日で、この日以降10月いっぱいまで、別途限定御朱印がある。

【ご利益】
厄災除け、家内安全、交通安全(公式HP
九重神社 埼玉県川口市安行原
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