「天神」「星屋」「星宮」、秦氏と関連? 創建・由緒不詳の式内社
[住所]大阪府寝屋川市太秦桜が丘26
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細屋神社(ほそやじんじゃ)は、大阪府寝屋川市太秦桜が丘にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 河内国 茨田郡「細屋神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創建年代は不詳。御祭神も「天神」や「星屋」「星宮」などとされ、星辰を祀るとも。

御祭神の異説に、『神名帳考証』では細屋火祖、『河内式神私考』では木花佐久夜毘売命などとも。

茨田郡門真三番村字細屋から、往昔洪水の時に御神体が流され、それを秦村の人が拾い取って当地に祀ったという。

桜ヶ丘の河川公園の北に隣接して鎮座している。境内の木を切ったり、草を刈ったり、近くの小川の魚をとると腹が痛くなるという言い伝えがある。

ただし、秦・太秦の人々だけは別だとされる。当社の西に国松と呼ばれる地区があり、ここに秦河勝の墓と伝えられる五輪塔がある。

秦氏との強い関係がうかがわれ、あるいは鍛冶匠とも。当社も渡来系としての秦氏の天体崇拝と関係があるのではないかとされる。

祖先からの天体崇拝の思想から日月星辰の運行を司ってこの地域の集落や農業豊穣の守り神として祭祀されていたという。

現在は社標、途中から急に太くなる脚の鳥居、本殿のみの小祠と呼べる規模だが、土地の守護神として崇敬されている。例祭は10月12日。

【ご利益】
五穀豊穣、水難除け
細屋神社 大阪府寝屋川市太秦桜が丘
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