渡来系氏族の田邊史の祖神を祀る、近世には白山社、10月にだんじり
[住所]大阪府柏原市円明町15-8
[電話]072-977-3461 - 春日神社
伯太姫神社(はくたひめじんじゃ)は、大阪府柏原市円明町にある神社。玉手山公園南、台地の上に鎮座する。安宿郡尾張荘の地と推定されている。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 河内国 安宿郡「伯太姫神社」に比定される式内社(小社、鍬)。近代社格では村社。
創建年代は不詳。御祭神は伯太姫命。伯太姫尊とも。伯太彦神社の妻神で、同社とともに、右京諸蕃田邊史(田辺史)の祖神を祀ったものとされる。
田邊史は、漢の、あるいは百済系の渡来氏族で、豊城入彦命の子孫である上毛野君の部曲として主従関係があり、その一族が玉手・円明付近に広く居住していたという。
同じく田辺史と関連するものに、和泉市伯太町の伯太神社(はかたじんじゃ)がある。
『日本文徳天皇実録』天安2年(858年)2月26日の条で、伯太彦神社とともに官社に預かったと記されている。江戸時代は「白山権現」と称していた。
明治5年(1872年)に村社に列したが、明治40年(1907年)、羽曳野市の誉田神社に合祀にされた。境内神社である伯太彦神社の御祭神の1柱として祀られた。
戦後、昭和21年(1946年)5月17日、誉田神社より分離独立し旧地に復した。現在は、大年大神・八幡大神・子守大神・厳島姫大神を配祀する。
例祭は10月16日。現在は10月第3土・日曜日が秋祭り。だんじり「円明」が曳行される。
本殿は、三間社流造・銅板葺。拝殿は割拝殿で、その左側には境内社がある。中門と、江戸時代後期の天保2年(1831年)奉納の狛犬がある。
なお、一説に、参拝者は本殿の周囲を時計回りに一周してから、本殿に向かって参拝するという方法が採られているという。
【ご利益】
一族・子孫繁栄、夫婦和合、家内安全、子宝・安産
【関連記事】
・大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
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伯太姫神社(はくたひめじんじゃ)は、大阪府柏原市円明町にある神社。玉手山公園南、台地の上に鎮座する。安宿郡尾張荘の地と推定されている。御朱印の有無は不明。
『延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 河内国 安宿郡「伯太姫神社」に比定される式内社(小社、鍬)。近代社格では村社。
創建年代は不詳。御祭神は伯太姫命。伯太姫尊とも。伯太彦神社の妻神で、同社とともに、右京諸蕃田邊史(田辺史)の祖神を祀ったものとされる。
田邊史は、漢の、あるいは百済系の渡来氏族で、豊城入彦命の子孫である上毛野君の部曲として主従関係があり、その一族が玉手・円明付近に広く居住していたという。
同じく田辺史と関連するものに、和泉市伯太町の伯太神社(はかたじんじゃ)がある。
『日本文徳天皇実録』天安2年(858年)2月26日の条で、伯太彦神社とともに官社に預かったと記されている。江戸時代は「白山権現」と称していた。
明治5年(1872年)に村社に列したが、明治40年(1907年)、羽曳野市の誉田神社に合祀にされた。境内神社である伯太彦神社の御祭神の1柱として祀られた。
戦後、昭和21年(1946年)5月17日、誉田神社より分離独立し旧地に復した。現在は、大年大神・八幡大神・子守大神・厳島姫大神を配祀する。
例祭は10月16日。現在は10月第3土・日曜日が秋祭り。だんじり「円明」が曳行される。
本殿は、三間社流造・銅板葺。拝殿は割拝殿で、その左側には境内社がある。中門と、江戸時代後期の天保2年(1831年)奉納の狛犬がある。
なお、一説に、参拝者は本殿の周囲を時計回りに一周してから、本殿に向かって参拝するという方法が採られているという。
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