平安期の創建、池の谷の妙見八幡、荏原七福神の大黒天、シイの大木
[住所]東京都品川区荏原7-5-14
[電話]03-3783-0455

小山八幡神社(こやまはちまんじんじゃ)は、東京都品川区荏原にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

境内は古墳跡といわれている小高い丘の上に位置しているため、「小山」と呼ばれ、それが現在の近辺の地名の由来になっている。現在では境内からの眺めが「しながわ」百景に選ばれている。

言い伝えによると、平安時代の長元3年(1030年)、源頼信がこの地に誉田別尊を氏神として奉ったのが始まりであるという。

後に妙見菩薩も誉田別尊と並んで祀られたので、妙見八幡とも、この地の旧名を採って池の谷八幡(池ノ谷八幡)とも呼ばれた。旧小山村の鎮守として崇敬された。

かつては小山村全体が氏子の範囲であったが、江戸時代前期の延宝(1673年-1681年)・元禄 (1688年-1704年)のころ、宗教上の争いがあった。

これにより分裂し、三谷地区に新たな八幡が分祀された。これが現在の三谷八幡神社である。

妙見菩薩は明治時代の神仏分離令により、隣接してある別当寺だった摩耶寺に移された。

現在は三谷八幡神社との関係は良好で、両社で共同の例祭が9月に行われる。9月6日・7日に近い土・日曜日で、小山両社祭。

日曜日の夕方、両社の氏子町会神輿7基が武蔵小山駅前に集結し、パルム商店街(アーケイド)を経て、西小山立会道路まで夜間渡御を行う。

小山神輿連合会の夜間渡御として、「しながわ百景」に選ばれている。

境内では、荏原七福神の一つである大黒天を祀る甲子神社があり、大黒神社とも。他に、稲荷神社がある。椎(シイ)の大木があり、区の天然記念物になっている。

【ご利益】
厄災除け、方除け、地域安全、地域振興
小山八幡神社 東京都品川区荏原
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小山八幡神社 東京都品川区荏原の御朱印