太田道灌が江戸城築城で鶴岡八幡を勧請した「柏の宮」、9月例祭
[住所]東京都杉並区下高井戸4-39-3
[電話]03-3329-0837

下高井戸浜田山八幡神社(しもたかいどはまだやまはちまんじんじゃ)は、東京都杉並区下高井戸にある神社。下高井戸八幡神社とも。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

社伝によれば、戦国時代の長禄元年(1457年)、太田道灌が江戸城を築く時、工事の安全を願い、家臣の柏木左衛門に命じて鎌倉の鶴岡八幡宮の御神霊を勧請して創建した。

御祭神は応神天皇。旧下高井戸宿の鎮守で、由緒から「柏の宮」「柏ノ宮」と呼ばれ、近くの公園にこの名称が残る。

社前には江戸時代後期の文政11年(1828年)の燈籠一対がある。弘化4年(1847年)、現在の本殿が再建された。別当寺は宗源寺。

明治5年(1872年)、村社に列した。明治25年(1892年)に村内にあった稲荷神社(江戸期の別当は本覚院)を合祀した。

昭和初期まで、当社の宮司であった斎藤守高は、俗に「面芝居」ともいう神楽の元締で、芸名を「中村縫之助」といった。

この面芝居は、明治末から昭和10年(1935年)頃にかけて流行したが今は絶え、現在は数個の面が残るのみである。

現在の拝殿・覆殿は昭和34年(1959年)に落成したもの。鳥居右側の社標は境内末社の新築と境内地の整備の際、昭和52年(1977年)建立された。

例祭は9月28日。現在は、9月第4日曜日。神輿渡御があり、境内に多くの出店がある。

境内には、ニワトリが放し飼いにされている。境内社に、天祖神社・御嶽神社・稲荷神社・祖霊社がある。

区内宮前の春日神社、高井戸西の第六天神社、久我山の久我山稲荷神社、松庵の西高井戸松庵稲荷神社などを兼務している。

【ご利益】
厄災除け、地域安全、地域振興(公式HP
下高井戸浜田山八幡神社 東京都杉並区下高井戸
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下高井戸浜田山八幡神社 東京都杉並区下高井戸の御朱印