平安期の創建、頼朝が再興、家康が二度参拝、10月に奇祭・三谷祭
[住所]愛知県蒲郡市三谷町七舗139
[電話]0533-69-3026
八劔神社(やつるぎ じんじゃ)は、愛知県蒲郡市三谷町七舗にある神社。御祭神は日本武尊命。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代中期の寛治3年(1089年)、熱田神宮を勧請して創建したと伝わる。『三河国国内神名帳』に、「従五位上 八劔天神坐宝飯郡」とある。
一時荒廃したが、鎌倉時代初期の建久元年(1190年)、源頼朝の命を受け安達藤九郎盛長が奉行となって社殿の造営を行った。
もともと、三谷郷産土の神として衆庶の尊崇篤く、武神として代々の武将からも崇められた。往昔は広さ四町四面の神域を有した。
徳川家康は天文16年(1548年)、駿河への途次、天正10年(1582年)、浜松への帰途、それぞれ特に当社に参拝して、武運長久を祈願したという。
慶長5年(1600年)、領主より社領の寄進があり、『三河国二葉松』にも三谷村八劔大明神社領6石6斗4升6合とある。これが明治維新まで続く。
明治17年(1885年)8月12日、郷社に列した。
例大祭はもともと旧暦9月9日。今は10月第3・第4週の土・日曜日。10月第3土・日曜日には若宮神社とともに三谷祭が行われる。
東海の奇祭と呼ばれ、豪華絢爛な山車を従えた神幸行列と、郷土色豊かな奉納芸能で名高い。三谷町全住民をあげての祭りとして古式をそのまま現代に伝えている。
江戸時代前期の元禄9年(1696年)、三谷村庄屋佐左衛門が夢枕の神託により神輿渡御を行ったのが始まりだという。
特に創始当時を今日に伝える神事、勇壮な幟起こし、京都祇園祭を模したといわれる壮大な山車の練り、各区の奉納踊りなどが見もの。
境内摂社に、源太夫神社(乎止与命)がある。乎止与命は尾張氏の祖。
末社に、天満社(菅原道真公)・諏訪社(建御名方大神)・稲荷社(宇迦之御魂大神)・秋葉社(火之迦具土大神)・御鍬社(豊受大御神)・尺地社(猿田彦大神)・金毘羅神社(大物主大神)・水神宮(水波能売大神)がある。
当社北東の砥神山には、当社奥の院と呼ばれる巨石がある。御祭神の日本武尊命が薨去の時に、三谷の山々が鳴動、その際の落雷で二つに大きく割れた、と伝わる。
【ご利益】
地域安全、地域振興、武運長久・勝運、旅行・交通安全(公式HP)

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・愛知県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、愛知県に鎮座している神社の一覧
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八劔神社(やつるぎ じんじゃ)は、愛知県蒲郡市三谷町七舗にある神社。御祭神は日本武尊命。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代中期の寛治3年(1089年)、熱田神宮を勧請して創建したと伝わる。『三河国国内神名帳』に、「従五位上 八劔天神坐宝飯郡」とある。
一時荒廃したが、鎌倉時代初期の建久元年(1190年)、源頼朝の命を受け安達藤九郎盛長が奉行となって社殿の造営を行った。
もともと、三谷郷産土の神として衆庶の尊崇篤く、武神として代々の武将からも崇められた。往昔は広さ四町四面の神域を有した。
徳川家康は天文16年(1548年)、駿河への途次、天正10年(1582年)、浜松への帰途、それぞれ特に当社に参拝して、武運長久を祈願したという。
慶長5年(1600年)、領主より社領の寄進があり、『三河国二葉松』にも三谷村八劔大明神社領6石6斗4升6合とある。これが明治維新まで続く。
明治17年(1885年)8月12日、郷社に列した。
例大祭はもともと旧暦9月9日。今は10月第3・第4週の土・日曜日。10月第3土・日曜日には若宮神社とともに三谷祭が行われる。
東海の奇祭と呼ばれ、豪華絢爛な山車を従えた神幸行列と、郷土色豊かな奉納芸能で名高い。三谷町全住民をあげての祭りとして古式をそのまま現代に伝えている。
江戸時代前期の元禄9年(1696年)、三谷村庄屋佐左衛門が夢枕の神託により神輿渡御を行ったのが始まりだという。
特に創始当時を今日に伝える神事、勇壮な幟起こし、京都祇園祭を模したといわれる壮大な山車の練り、各区の奉納踊りなどが見もの。
境内摂社に、源太夫神社(乎止与命)がある。乎止与命は尾張氏の祖。
末社に、天満社(菅原道真公)・諏訪社(建御名方大神)・稲荷社(宇迦之御魂大神)・秋葉社(火之迦具土大神)・御鍬社(豊受大御神)・尺地社(猿田彦大神)・金毘羅神社(大物主大神)・水神宮(水波能売大神)がある。
当社北東の砥神山には、当社奥の院と呼ばれる巨石がある。御祭神の日本武尊命が薨去の時に、三谷の山々が鳴動、その際の落雷で二つに大きく割れた、と伝わる。
【ご利益】
地域安全、地域振興、武運長久・勝運、旅行・交通安全(公式HP)

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