大山公園の高浜の総氏神、10月に全国的に知られる「おまんと祭り」
[住所]愛知県高浜市春日町2-1-8
[電話]0566-53-3414

春日神社(かすがじんじゃ)は、愛知県高浜市春日町にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳。往古、天津児屋根命は大明神山に、武甕槌命は鹿島に、経津主命は古宮に、姫大神は古春日に鎮座していたという。

この4柱の神を古春日の地に合祀し、春日大明神と称した。現在では他に、保食神吉備臣建日子命・天押雲命を併せて祀る。

高浜の総氏神。古来高浜は10組の集落に分かれ、各組にはそれぞれ鎮守の神祠があって、異なった祭日をもち、これに奉仕していた。

当社はそれらの各部落の総氏神として、各組挙ってこれに奉仕し、敬仰最も篤かったことが記録に残っている。

南北朝時代の建武(1334年)以降兵乱相次ぎ、当社も兵火に罹り、旧記を失ったという。戦国時代の永正年間(1504年- 1520年)、現在地に遷座した。

例祭は10月第1日曜日。その前日の土曜日も含めて、「おまんと祭り」が行われる。記録上、江戸時代後期の享和3年(1803年)に確認できる祭典。市無形民俗文化財。

いわゆる高浜おまんと祭りの一つで、その先陣を切って行われる。現在は7町が馬を出し、上は青木町・春日町・沢渡町・稗田町、下は碧海町・二池町・田戸町。

このおまんとの奉納にあたり、8月下旬に7町から祭礼のシンボルである「神馬」を出す町が決定される。

以後、神馬の町は全責任者である「大目付」のもとに「氏子委員」「馬目付」「若衆頭長」が中心となって祭礼が運営される。

旧碧海郡の西三河や知多の知多湾沿岸地域でも「おまんと」などのかけ馬の神事が奉納されている。

その中でも高浜の「おまんと」はその規模と若衆の意気において近郷に名高く、祭礼には他地域からも多くの参詣者を集めている。

また毎月第1、第3、第4日曜日の10時より月次祭、旬祭が執行され、その際に初宮参り、車の交通安全祈願祭、厄払いなどの一般祈祷も合わせて行われている。

大山と称される海抜約17メートルの高地で、大山公園内。広い境内には桜や藤、紅葉、松、檜、榊など多くの木々があり、自然豊かである。

特に桜は有名で、大山の千本桜と言われ、毎年ライトアップもされ、桜まつりなども開催されている。また秋にも心字池周辺の紅葉のライトアップも行われている。

三州瓦が名産のためか、焼き物の狛犬が安置され、他に巨大な狸の像や、春日社らしい鹿の像がある。

境内には、八剱社や津島神社、高浜神社、御鍬社、森前秋葉神社、山ノ神社、金刀比羅神社、稲荷社、若宮神社、秋葉社、服部天満宮、津島社などがある。

【ご利益】
学業・受験合格、厄災除け、身体壮健、五穀豊穣
春日神社 愛知県高浜市春日町
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