平安中期の創祀、鎌倉期に神明を勧請、5月に山車8台の岡崎三大祭
[住所]愛知県岡崎市元能見町42-1
[電話]0564-22-6706
能見神明宮(のみしんめいぐう)は、愛知県岡崎市元能見町にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代中期の源頼義(988年-1075年)の家臣嵩地源太夫広長が能見の郷を拓き、一神祠を建立したのが起源。
その後、鎌倉幕府2代将軍源頼家(在位:1199年-1203年)の代に疫病封じのため、加藤新蔵、鈴木市蔵、近藤九兵衛など村中累代の旧家が評議して、神明を勧請したという。
もともとは材木町字久後、現在の1丁目3番地にあり、稲前神社と称したという。市内市稲熊町に式内の同名神社がある。
式内の稲前神社は遷座を繰り返し、「元神明」に鎮座した時もあり、伊勢の神宮(伊勢神宮)の神領時代の由緒を伝える。当社との関わりも考えられるか。
安土桃山時代の天正18年(1590年)、田中吉政が岡崎城主になって城地拡大に伴い現在地に遷座したという。
天正20年(1592年)、神官の深見六蔵が田中吉政の家老辻勘兵衛より禰宣屋敷を寄進されたという。
江戸時代になり、寛延2年(1749年)、社殿を再建し、遷宮式を執行した。
明治5年(1872年)、村社に列し、明治42年(1909年)には拝殿が改築された。
大正13年(1924年)、境内の御鍬社、津島社、厳島社、稲荷社などを合併し、神殿、渡り殿、神楽殿、社務所、石鳥居などが建立された。
現在までの御祭神は、皇大神宮(天照大神)、豊受大神宮(豊受姫命)、須佐之男神、五十猛命、市杵島姫命の五座。
例祭は5月第2日曜日。その前日の第2土曜日も含めて、能見神明宮大祭として、岡崎三大祭の一つ。
その起源は江戸時代中期。当時の著作物『参河名勝志』に「例大祭六月十五日なり、山車両輌出す、氏子町中を引き渡す、童子の舞などあり、美観云はん方なし」とある。
かつては万歳、獅子芝居、新派芝居、歌舞伎、浪曲など様々な余興が行われていたが、現在は「山車の町曳き」と「御神輿渡御」をメインとする祭礼。
日曜日の19時20分、クライマックスとされる「山車宮入り」が開始。一斉に提灯に点灯された8台の山車が高張提灯を先頭に各町を回り、当宮へ向かう。
境内に戻ると速やかに「奉納の舞」(山車ごとにそれぞれ2名)が行われる。
【ご利益】
開運招福、五穀豊穣、厄災除け、無病息災(公式HP)
【関連記事】
・岡崎三大祭とは? - 能見神明宮大祭、菅生神社の菅生祭、岡崎天満宮の例大祭
・愛知県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、愛知県に鎮座している神社の一覧
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能見神明宮(のみしんめいぐう)は、愛知県岡崎市元能見町にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代中期の源頼義(988年-1075年)の家臣嵩地源太夫広長が能見の郷を拓き、一神祠を建立したのが起源。
その後、鎌倉幕府2代将軍源頼家(在位:1199年-1203年)の代に疫病封じのため、加藤新蔵、鈴木市蔵、近藤九兵衛など村中累代の旧家が評議して、神明を勧請したという。
もともとは材木町字久後、現在の1丁目3番地にあり、稲前神社と称したという。市内市稲熊町に式内の同名神社がある。
式内の稲前神社は遷座を繰り返し、「元神明」に鎮座した時もあり、伊勢の神宮(伊勢神宮)の神領時代の由緒を伝える。当社との関わりも考えられるか。
安土桃山時代の天正18年(1590年)、田中吉政が岡崎城主になって城地拡大に伴い現在地に遷座したという。
天正20年(1592年)、神官の深見六蔵が田中吉政の家老辻勘兵衛より禰宣屋敷を寄進されたという。
江戸時代になり、寛延2年(1749年)、社殿を再建し、遷宮式を執行した。
明治5年(1872年)、村社に列し、明治42年(1909年)には拝殿が改築された。
大正13年(1924年)、境内の御鍬社、津島社、厳島社、稲荷社などを合併し、神殿、渡り殿、神楽殿、社務所、石鳥居などが建立された。
現在までの御祭神は、皇大神宮(天照大神)、豊受大神宮(豊受姫命)、須佐之男神、五十猛命、市杵島姫命の五座。
例祭は5月第2日曜日。その前日の第2土曜日も含めて、能見神明宮大祭として、岡崎三大祭の一つ。
その起源は江戸時代中期。当時の著作物『参河名勝志』に「例大祭六月十五日なり、山車両輌出す、氏子町中を引き渡す、童子の舞などあり、美観云はん方なし」とある。
かつては万歳、獅子芝居、新派芝居、歌舞伎、浪曲など様々な余興が行われていたが、現在は「山車の町曳き」と「御神輿渡御」をメインとする祭礼。
日曜日の19時20分、クライマックスとされる「山車宮入り」が開始。一斉に提灯に点灯された8台の山車が高張提灯を先頭に各町を回り、当宮へ向かう。
境内に戻ると速やかに「奉納の舞」(山車ごとにそれぞれ2名)が行われる。
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