江戸前期の社殿、江戸中後期の山車が曳行する5月の竹鼻祭り
[住所]岐阜県羽島市竹鼻町3298-1
[電話]058-392-3958
八剱神社(はっけんじんじゃ、八剣神社)は、岐阜県羽島市竹鼻町にある神社。近代社格では郷社。御朱印の有無は不明。
同じ漢字を使う神社の中には、「やつるぎじんじゃ」と読ませる場合もあるが、当社の場合は「はっけんじんじゃ」。
日本武尊が伊吹山の賊を征討した際、その雄姿を景仰した里人が後世になって尊を奉斎したものと伝える。
『古事記』では、日本武尊は伊吹山で致命傷を受け敗走しているのだが(『古事記』該当部分)。あるいはその敗走の姿の痛ましさこそが、奉斎の理由になったか。
当初は竹鼻町の西端、字須賀の内元宮に鎮座していたが、安土桃山時代の天正9年(1581年)、竹ヶ鼻城城主不破広綱が、城の鬼門の守護神として現在地に遷座したという。
現在の本殿は、江戸時代前期の元禄7年(1694年)10月の再建にかかり、宮大工大橋忠衛門、葺師奥平金衛門等の手によるもの。
正面の欄間を飾る「波に兎」の彫刻は左甚五郎の作と伝えられる。現在は市の有形文化財に指定されている。
明治6年(1873年)、郷社に列し、竹ケ鼻・本郷・平方・浅平・間島・足近新田の氏神となった。明治40年(1907年)3月27日に神饌幣帛料供進神社の指定を受けた。
例祭は5月3日で、江戸時代から行われている竹鼻祭り。もともとは10月8日・9日)に行われていたが、明治35年(1902年)から春に変更された。
竹鼻には13輌の山車がある。このうち8輌は宝暦(1751年-1764年)から天保(1831年-1845年)にかけての作である。山車は隔年で半数ずつ交互に曳行される。
山車は、最初市の有形民俗文化財に指定され、次いで県の重要有形民俗文化財に指定された。
禊神事が毎年6月30日に行われる。この神事の後の7月1日・15日に、竹鼻商店街で行われる夏祭りを代々まつり(提灯まつり)といい、みそぎ団子が販売される。
木造狛犬が県指定重要文化財。拝殿の天井には平成4年(1992年)頃に地元の画家達が描いた絵が掲げられている。
境内社に、天神社・秋葉社・明治社などがある。
なお、市内桑原町には当社と同名の式内論社とされる神社があるが、当社とは別の神社である。
【ご利益】
武運長久・勝運、旅行・交通安全、地域振興

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・岐阜県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、岐阜県に鎮座している神社の一覧
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八剱神社(はっけんじんじゃ、八剣神社)は、岐阜県羽島市竹鼻町にある神社。近代社格では郷社。御朱印の有無は不明。
同じ漢字を使う神社の中には、「やつるぎじんじゃ」と読ませる場合もあるが、当社の場合は「はっけんじんじゃ」。
日本武尊が伊吹山の賊を征討した際、その雄姿を景仰した里人が後世になって尊を奉斎したものと伝える。
『古事記』では、日本武尊は伊吹山で致命傷を受け敗走しているのだが(『古事記』該当部分)。あるいはその敗走の姿の痛ましさこそが、奉斎の理由になったか。
当初は竹鼻町の西端、字須賀の内元宮に鎮座していたが、安土桃山時代の天正9年(1581年)、竹ヶ鼻城城主不破広綱が、城の鬼門の守護神として現在地に遷座したという。
現在の本殿は、江戸時代前期の元禄7年(1694年)10月の再建にかかり、宮大工大橋忠衛門、葺師奥平金衛門等の手によるもの。
正面の欄間を飾る「波に兎」の彫刻は左甚五郎の作と伝えられる。現在は市の有形文化財に指定されている。
明治6年(1873年)、郷社に列し、竹ケ鼻・本郷・平方・浅平・間島・足近新田の氏神となった。明治40年(1907年)3月27日に神饌幣帛料供進神社の指定を受けた。
例祭は5月3日で、江戸時代から行われている竹鼻祭り。もともとは10月8日・9日)に行われていたが、明治35年(1902年)から春に変更された。
竹鼻には13輌の山車がある。このうち8輌は宝暦(1751年-1764年)から天保(1831年-1845年)にかけての作である。山車は隔年で半数ずつ交互に曳行される。
山車は、最初市の有形民俗文化財に指定され、次いで県の重要有形民俗文化財に指定された。
禊神事が毎年6月30日に行われる。この神事の後の7月1日・15日に、竹鼻商店街で行われる夏祭りを代々まつり(提灯まつり)といい、みそぎ団子が販売される。
木造狛犬が県指定重要文化財。拝殿の天井には平成4年(1992年)頃に地元の画家達が描いた絵が掲げられている。
境内社に、天神社・秋葉社・明治社などがある。
なお、市内桑原町には当社と同名の式内論社とされる神社があるが、当社とは別の神社である。
【ご利益】
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