江戸期に稲荷、白山、そして神明と呼ばれた式内「石作神社」の論社
神明社 愛知県江南市石枕町神明55(江南市大字石枕字北屋敷124)
[住所]愛知県江南市石枕町神明55(江南市大字石枕字北屋敷124)
[電話]-

神明社(しんめいしゃ)は、愛知県江南市石枕町神明にある神社。石作神社、あるいは石作神社神明宮、石作神社・神明宮などとも。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「石作神社(尾張国・丹羽郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。例祭は10月10日。

由緒は不明な点が多い。御祭神は武杵命。あまり見ない神名であり、不詳。各地の石作神社と同じ、建真理根命を御祭神とするともいわれる。

平安時代の貞元2年(977年)の創立と伝える。そうであれば、『延喜式』の後であり、式内社とはならない。

江戸時代には「稲荷社」「白山社」「神明社」と称したという。ただし、御祭神にはそうした要素が見当たらない。

明治5年(1872年)5月、村社に列し、昭和8年(1933年)12月26日、神饌幣帛供進神社に指定された。

境内には、神明造・銅板葺の本殿の他、手水舎・社務所・拝殿・祭文殿などがあり、境内社として、白山社・稲荷社がある。

なお、尾張国には式内社だけでも、丹羽郡の当社などの他、山田郡、葉栗郡、中島郡にそれぞれ「石作神社」があり、山田郡以外、それぞれ複数の論社がある。

丹羽郡の式内社「石作神社」の論社は他に、犬山市今井の石作神社、江南市北山町西の八劔神社に合祀されたもの、犬山市天神町の田中天神社がある。

【ご利益】
地域振興
神明社 愛知県江南市石枕町神明
【関連記事】
愛知県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、愛知県に鎮座している神社の一覧