もとは稲荷社、大正期に社殿を整備、熊野社を合祀して式内現社号に
室原神社 愛知県一宮市萩原町串作字郷541
[住所]愛知県一宮市萩原町串作字郷541
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室原神社(むろはらじんしゃ)は、愛知県一宮市萩原町串作郷にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』尾張国中島郡にある「室原神社」に比定される式内社(小社)の参考社。また、同じく「石作神社」の論社ともされる。近代社格では村社。

現在は、一宮西高校の西、国道155号の東近くに鎮座する。例祭は10月9日。

創建は不詳。もともとは河村の地にあった稲荷神社で、御祭神は倉稲魂命。この稲荷社が式内社「室原神社」であるとされた。

江戸時代には「稲荷社」「四ヶ所権現」と称され、大正5年(1916年)、大正天皇の即位式典、いわゆる大礼記念事業として社殿を建立した。

大正7年(1918年)、指定村社となり、翌大正8年(1919年)には熊野神社(伊弉册尊)を合祀し、現社号に改称した。

一般的に式内社「室原神社」の所在地は不詳とされ、当社も論拠も乏しいため、参考社とされる。

中島郡の式内社「石作神社」の論拠も不明確だが、他の論社にあま市石作の石作神社がある。

なお、尾張国には式内社だけでも、中島郡の当社などの他、山田郡、葉栗郡、丹羽郡にそれぞれ「石作神社」があり、山田郡以外、それぞれ複数の論社がある。

【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、子宝・安産
室原神社 愛知県一宮市萩原町串作郷
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