パワースポット石巻山、旧暦1月に管粥祭、4月に鬼祭・ちまき祭り
[住所]愛知県豊橋市石巻町字金割1
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石巻神社(いしまきじんじゃ)は、愛知県豊橋市石巻町金割にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 三河国 八名郡「石巻神社」に比定される式内社(小社)。三河国四宮ともされる。近代社格では郷社。

創祀年代は不詳。第6代孝安天皇または第33代推古天皇の時代の創建とも。御祭神は大己貴命

もともとは標高358 メートルの石巻山に対する山岳信仰だったと考えられている。現在も「石巻の蛇穴」「ダイダラボッチの足跡」「コノシロ池」などがある。

また、霊水も湧き、人口ピラミッド説、UFO目撃談などもあり、パワースポットや心霊スポットとしても知られる。

平安時代、『日本文徳天皇実録』仁寿元年(851年)10月7日の条で、従五位下に授けられた。吉田城の鬼門にあたるため、吉田城築城以来、歴代城主の信仰を受けたという。

石巻山の中腹に奥宮としての上神社(上社・山上社)が、山里の里宮としての下神社(下社・本社)がある。

奥宮では旧暦1月15日(新暦では2月上旬)に管粥祭が、里宮では4月第1日曜日に鬼祭が行われる。

管粥祭は、幻想的と表現される農作物の豊凶を占う神事で、神主が祝詞を奉読して、釜戸の護摩木に火打石で火をつけ、粥を鍋で炊く。

沸騰した粥に作物の名を記した18本の葦の管を鍋に入れ、榊の枝でかき混ぜる。約1時間経過してから管を取り出し、管の中の粥の状態で農作物の豊凶を占う。

鬼祭は、「粽祭り」「どぶろく祭り」とも。源頼朝の病気回復祈願のお礼参りに鬼面が奉納されたことから始まったという。参拝者にはちまきとどぶろくが振舞われる。

この祭りの鬼は黒鬼と赤鬼であり、神の化身とされている。この黒鬼と赤鬼が境内を大暴れし、参詣者にタンキリ飴の入った白い粉をまき散らす。

この粉を浴びると風邪をひかないという。なお、鬼から上手く逃げないと、一斗缶に入った大量の粉を頭から浴びせられることもある。

【ご利益】
無病息災、健康長寿、身体壮健
石巻神社 愛知県豊橋市石巻町金割
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