羊太夫が創祀したと伝わる式内の古社、火除けの神、本殿は江戸後期
[住所]愛知県名古屋市北区辻町5-26
[電話]052-912-0063
羊神社(ひつじじんじゃ)は、愛知県名古屋市北区辻町にある神社。市の史跡名勝箇所に指定されている。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「羊神社(尾張国・山田郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
創祀年代は不詳。奈良時代の和銅年間(708年-715年)に建てられた上野三碑「多胡碑」に記載される、この地の領主である羊太夫が関連するという。
羊太夫が上野から奈良に上洛する際に立ち寄った屋敷がこの地にあり、その際、「人心を安らかに」という願いを込めて、火の神を祀ったとされる。
社名もこの故事にちなむ。御祭神は、天照大神・火之迦具土神。『尾張国神名帳』に、「従三位 羊天神」とある。
一説に、渡来系氏族の羊太夫は、貨幣鋳造に尽力したため、火の神と密接な関係にあったともいう。
鎮座地の辻町は、昔は火辻村(ひつじむら)と称していたものを、火の字を避けて、単に辻村と呼ばれるようになったものだという。
保存されている棟札によれば、本殿は江戸時代初期の慶長18年(1612年)に再建されたとある。
その後、江戸時代後期の天保9年(1838年)、尾張藩11代藩主徳川斉温の時代に改築され、今日に至っている。
火除けの神として信仰され、第二次世界大戦においても当社や氏子地域は空襲による焼失を免れたという。
例祭は10月18日。左義長が1月15日に行われる。
どちらにしろ現在では、境内に羊の銅像が安置され、未年生まれや、未年における参拝などが人気になっている。
境内社に、白山社・秋葉社・津島社・御岳社・山神社・水神社・稲荷社がある。
なお、羊太夫の故郷である群馬県安中市には、江戸時代前期の延宝年間(1673年-1681年)に創建された同名神社があり、こちらでは多胡羊太夫も祀られている。
式内社「羊神社」の論社は他に、名古屋市内守山区瀬古高見の高牟神社がある。
【ご利益】
火防、火の用心、事業成功、産業振興
【関連記事】
・愛知県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、愛知県に鎮座している神社の一覧
[電話]052-912-0063
羊神社(ひつじじんじゃ)は、愛知県名古屋市北区辻町にある神社。市の史跡名勝箇所に指定されている。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「羊神社(尾張国・山田郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
創祀年代は不詳。奈良時代の和銅年間(708年-715年)に建てられた上野三碑「多胡碑」に記載される、この地の領主である羊太夫が関連するという。
羊太夫が上野から奈良に上洛する際に立ち寄った屋敷がこの地にあり、その際、「人心を安らかに」という願いを込めて、火の神を祀ったとされる。
社名もこの故事にちなむ。御祭神は、天照大神・火之迦具土神。『尾張国神名帳』に、「従三位 羊天神」とある。
一説に、渡来系氏族の羊太夫は、貨幣鋳造に尽力したため、火の神と密接な関係にあったともいう。
鎮座地の辻町は、昔は火辻村(ひつじむら)と称していたものを、火の字を避けて、単に辻村と呼ばれるようになったものだという。
保存されている棟札によれば、本殿は江戸時代初期の慶長18年(1612年)に再建されたとある。
その後、江戸時代後期の天保9年(1838年)、尾張藩11代藩主徳川斉温の時代に改築され、今日に至っている。
火除けの神として信仰され、第二次世界大戦においても当社や氏子地域は空襲による焼失を免れたという。
例祭は10月18日。左義長が1月15日に行われる。
どちらにしろ現在では、境内に羊の銅像が安置され、未年生まれや、未年における参拝などが人気になっている。
境内社に、白山社・秋葉社・津島社・御岳社・山神社・水神社・稲荷社がある。
なお、羊太夫の故郷である群馬県安中市には、江戸時代前期の延宝年間(1673年-1681年)に創建された同名神社があり、こちらでは多胡羊太夫も祀られている。
式内社「羊神社」の論社は他に、名古屋市内守山区瀬古高見の高牟神社がある。
【ご利益】
火防、火の用心、事業成功、産業振興
【関連記事】
・愛知県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、愛知県に鎮座している神社の一覧
コメント