安産の神として代々崇敬、江戸期は「六所明神」、加藤清正の石など
[住所]愛知県名古屋市北区安井4-14-4
[電話]052-912-5974

別小江神社(わけおえじんじゃ)は、愛知県名古屋市北区安井にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「別小江神社(尾張国・山田郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。愛知県神社庁七等級。

創祀年代は不詳。もとは現在地より約300メートル東北の千本杉に鎮座したという。庄内川南岸近くに鎮座する。

別小江の名称は、川の分流をさす意味だとされる。

御祭神は、伊弉諾尊伊弉冉尊大日靈尊素盞鳴尊月読尊蛭児尊。『尾張国神名帳』に「従三位 別小江天神」とある。

末社の八幡社を含め、古くから安産、小児の守護神と寿命の神として、源義家、源為義を始め、織田・豊臣・徳川代々の崇敬が篤かったという。

俗に、安井の里でできたわらを敷くと安産疑いなしと伝えられている。天正12年(1584年)、織田信雄の命により現在地に遷座した。

江戸時代には「六所明神」と称した。明治に入り、現社号に改称した。

昭和20年(1945年)の空襲で焼失したが、昭和41年(1966年)に再興した。

例祭は10月8日。9日・10日が氏子祭で、10日には神輿の巡航、境内には出店・催しがある。

1月7日が左義長で、開運厄除け祈祷。7月16日が夏祭りで、輪くぐり神事・赤丸祈祷がある。

境内の夫婦杉は天然記念物だったとされるが、枯死したという。

名古屋城築城の際、加藤清正が稲置街道に架けさせた清正橋に使われていた石がある。

【ご利益】
夫婦和合・安産、家内安全、開運招福、厄災除け(公式HP
別小江神社 愛知県名古屋市北区安井
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