千住七福神の大黒天、末社の旧社殿が国の文化財、ラジオ体操発祥
[住所]東京都足立区千住3-22
[電話]03-3881-2857

氷川神社(ひかわじんじゃ)は、東京都足立区千住3丁目にある神社。近代社格では村社。千住本氷川神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。オリジナルの御朱印帳がある。

鎌倉時代末期の徳治2年(1307)、千葉氏によって、牛田に千葉山西光院とともに創建された。これがいわゆる牛田氷川神社。御祭神は、建速須佐之男命

江戸時代初期、現在地に分社として建立。明治6年(1873年)7月5日、村社に列した。

千住町大字千住3丁目鎮座の無格社氷川神社の境内社である稲荷神社(宇迦御魂命)を合祀、その後、無格社氷川神社(建速須佐之男命)も合祀した。

明治43年(1910年)、荒川放水路建設のため、牛田氷川神社を合祀。昭和45年(1970年)に社殿を新築した。

昭和45年の社殿新築に際して、旧社殿は末社として保存された。千鳥破風、その前面が唐破風となり、二重の破風を形成し、頭貫や虹梁の部分には、龍や鳥類の彫刻が目立つ。

本殿は方一間余りの木造で、切妻造りの平入り形式をなし、屋根は箱棟こけらぶきで、勾配が美しい曲線を呈している。区登録文化財。

境内社に、久須師神社(大己貴命少彦名命磐長姫命)、稲荷神社(三精稲荷神社とも。宇迦御魂命)、三峯神社(伊邪那美命)がある。

千住七福神の大黒天で、久須志神社内に祀られている。1日15日に開扉され、大黒天像が拝観できる。

9月に例大祭が行われる。15日が大祭式で、近い土・日曜日に神輿渡御が行われる。5年に一度の大祭。5月15日が春季例大祭。

6月30日に夏越大祓式が行われ、7月には大祓いでおさめられた形代を、舟で海上に流す形代流し神事がある。

ラジオ体操が毎朝行われる。「ラジオ体操発祥之地」の碑がある。ラジオ体操会発祥の地とされるところに、千代田区神田佐久間町の草分稲荷社が鎮座する佐久間公園がある。

なお、千住4丁目には別の氷川神社があり、通常、千住四丁目氷川神社と呼ばれる。

【ご利益】
厄災除け、商売繁盛、病気平癒(公式HP
氷川神社 東京都足立区千住3丁目
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氷川神社 東京都足立区千住3丁目の御朱印