戦国期創建の旧中原街道沿道随一の由緒深き社、横綱大鵬ゆかり
[住所]東京都大田区東雪谷2−25−1
[電話]03-3728-0753
雪ヶ谷八幡神社(ゆきがやはちまんじんじゃ)は、東京都大田区東雪谷にある神社。近代社格では村社。鳥居扁額には「八幡宮」とある。また、ネット検索などでは「雪谷八幡神社」と出る。
太田道灌の曾孫で、北条氏康の家臣太田新六郎康資が管内巡視の際、当地において法華経曼荼羅の古碑を発掘し、その奇瑞により八幡大菩薩を創祀したと伝わる。
創建は、戦国時代の永禄年間(1557年-1569年)。御祭神は誉田別命。旧中原街道沿道随一の由緒深き神社として、諸人の崇敬を受けた。
江戸時代初期には雪谷地区に現存する円長寺、長慶寺が開基され、別当として二寺が隔年で奉仕していたという。
幕末の文久3年(1863年)2月に社殿が再建され、また明治3年(1870年)に拝殿が造営され、明治5年(1872年)、村社に列する。
明治28年(1895年)には本殿の造替も行われたが、昭和20年(1945年)の戦災により焼失した。戦後、昭和34年(1959年)8月に社殿が再建された。
祭礼は9月中旬の土・日曜日。連日、雪ヶ谷囃子保存会による奉納祭囃子が鳴り響き、境内には多数の出店がある。
日曜日の例大祭当日は、氏子六町会による御輿の宮入が行われ、その後威勢のよい掛け声とともに御輿が各町会を練り歩く。
横綱大鵬が奉納した「出世石」がある。大鵬が、まだ納谷と呼ばれていた序二段の頃、当社の境内で氏子の子供達に相撲の稽古をつけていた。
後に、昭和34年の再建事業完成後、初めての節分祭に年男として参加以来、横綱に至るまで毎年当社節分祭に奉仕したという。
そして異例の出世をとげ、「不世出の大横綱」と称えられた横綱大鵬幸喜は、「当社加護の賜物」と感謝し、「出世石」を奉納した。
境内摂社に、齋霊殿がある。雪谷地区の英霊・祖霊、崇敬者の祖霊を祀る。
境内末社に、水神社(水波女之命)・稲荷神社・猿田彦神社(猿田彦命)・清正公・天神社・薬神社・大山祇神社(大山祇命)がある。
このうち、薬神社(少名彦名命)・稲荷神社(宇迦之魂命)・天神社(菅原道真公)・清正公(加藤清正公)は四社合祀殿に祀られている。
社殿の左手奥には、区文化財の指定を受けた庚申供養塔群がある。これはもと雪ヶ谷村の村民によって村内各所に建てられていたものを、後に当社境内に移したもの。
江戸時代前期の元和元年(1681年)から江戸時代後期の安政4年(1857年)までの間に造立された7基で、いずれも石造駒型の供養塔。
参拝すれば、御朱印を頂ける。田園調布八幡神社・道々橋八幡神社・石川神社などを兼務しており、各社の御朱印も頂ける。
【ご利益】
厄災除け、身体壮健、病気平癒、商売繁盛、学業・受験合格(公式HP)
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雪ヶ谷八幡神社(ゆきがやはちまんじんじゃ)は、東京都大田区東雪谷にある神社。近代社格では村社。鳥居扁額には「八幡宮」とある。また、ネット検索などでは「雪谷八幡神社」と出る。
太田道灌の曾孫で、北条氏康の家臣太田新六郎康資が管内巡視の際、当地において法華経曼荼羅の古碑を発掘し、その奇瑞により八幡大菩薩を創祀したと伝わる。
創建は、戦国時代の永禄年間(1557年-1569年)。御祭神は誉田別命。旧中原街道沿道随一の由緒深き神社として、諸人の崇敬を受けた。
江戸時代初期には雪谷地区に現存する円長寺、長慶寺が開基され、別当として二寺が隔年で奉仕していたという。
幕末の文久3年(1863年)2月に社殿が再建され、また明治3年(1870年)に拝殿が造営され、明治5年(1872年)、村社に列する。
明治28年(1895年)には本殿の造替も行われたが、昭和20年(1945年)の戦災により焼失した。戦後、昭和34年(1959年)8月に社殿が再建された。
祭礼は9月中旬の土・日曜日。連日、雪ヶ谷囃子保存会による奉納祭囃子が鳴り響き、境内には多数の出店がある。
日曜日の例大祭当日は、氏子六町会による御輿の宮入が行われ、その後威勢のよい掛け声とともに御輿が各町会を練り歩く。
横綱大鵬が奉納した「出世石」がある。大鵬が、まだ納谷と呼ばれていた序二段の頃、当社の境内で氏子の子供達に相撲の稽古をつけていた。
後に、昭和34年の再建事業完成後、初めての節分祭に年男として参加以来、横綱に至るまで毎年当社節分祭に奉仕したという。
そして異例の出世をとげ、「不世出の大横綱」と称えられた横綱大鵬幸喜は、「当社加護の賜物」と感謝し、「出世石」を奉納した。
境内摂社に、齋霊殿がある。雪谷地区の英霊・祖霊、崇敬者の祖霊を祀る。
境内末社に、水神社(水波女之命)・稲荷神社・猿田彦神社(猿田彦命)・清正公・天神社・薬神社・大山祇神社(大山祇命)がある。
このうち、薬神社(少名彦名命)・稲荷神社(宇迦之魂命)・天神社(菅原道真公)・清正公(加藤清正公)は四社合祀殿に祀られている。
社殿の左手奥には、区文化財の指定を受けた庚申供養塔群がある。これはもと雪ヶ谷村の村民によって村内各所に建てられていたものを、後に当社境内に移したもの。
江戸時代前期の元和元年(1681年)から江戸時代後期の安政4年(1857年)までの間に造立された7基で、いずれも石造駒型の供養塔。
参拝すれば、御朱印を頂ける。田園調布八幡神社・道々橋八幡神社・石川神社などを兼務しており、各社の御朱印も頂ける。
【ご利益】
厄災除け、身体壮健、病気平癒、商売繁盛、学業・受験合格(公式HP)
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