江戸前期の創建、「ドドの詰まり」のドド橋が社名・村名の由来に
[住所]東京都大田区久が原1-7-9
[電話]03-3754-0827

道々橋八幡神社(どうどうばしはちまんじんじゃ)は、東京都大田区久が原1丁目にある神社。近代社格では村社。

村の鎮守として、江戸時代前期の正保年間(1644年-1647年)に創建された。別当は樹林寺。

現在までに御祭神は、誉田別命宇迦之御魂命大歳御祖神

道々橋という名称について、道々橋村は江戸時代中期の寛政年間(1789年-1801年)以前に独立した村となった。

『池上町史』によれば、池上より来る途中の呑川に架かる橋の修繕負担のことから、独立して一村を作り、道々橋と名付けたという。

ドドの詰まり、ドド橋、いつからか道々橋となったという。

社前は、「鵜ノ木・新田道」「丸子道」と呼ばれた古道で、左に行くと「筏道」と合流して丸子の渡しに、右に行くと急な坂を下り、呑川の「道々橋」を渡り、二股道に出る。

左は嶺道で九品仏に行く嶺道であり、右は「猿坂」を登り夫婦坂を越えて荏原町、中原街道に行ける「目黒道(池上道)」。

江戸時代の幕府領で、東海道品川宿の助郷や品川東海寺の火消し人足を負担していた。

例祭は9月11日。2年に一度本祭が行われる。前日の宵宮では、境内で氏子による露店が並び、18時30分からは奉納演芸大会が行われる。

9月10日午後と11日午前には子どもみこしと山車の巡行がある。秋祭りとして、地域に親しまれている。

現在の社殿は昭和35年(1960年)の建立。現在は雪ヶ谷八幡神社の兼務神社であり、御朱印も雪ヶ谷八幡神社で頂ける。

ちなみに、久が原には当社を含み少なくとも三社の八幡神社があり、当社の他には、2丁目の久が原東部八幡神社、4丁目の久が原西部八幡神社がある。

【ご利益】
厄災除け、五穀豊穣・商売繁盛、家内安全
道々橋八幡神社 東京都大田区久が原
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道々橋八幡神社 東京都大田区久が原の御朱印