丸宮明神・丸山明神と呼ばれた古多摩川の潟湖に鎮座する式内
[住所]東京都稲城市大丸847
[電話]-
大麻止乃豆乃天神社(おおまとのつのてんじんしゃ)は、東京都稲城市大丸にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 武蔵国 多磨郡「大麻止乃豆乃天神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では郷社。
多摩丘陵中部の北辺に位置し、境内からは多摩川中流域の沖積地が一望できる。
境内の裏山はかつては城山と呼ばれ、中世には大丸城という山城が築かれていたが、現在は多摩ニュータウン向陽台住区となっている。
参道の両脇には円照寺、直心庵という仏教寺院があり、境内の北側にはやはり普門禅庵という仏教寺院がある。
創祀年代や由緒は不詳。櫛真智命(くしまちのみこと)を御祭神とする。
『延喜式』神名帳に記載されている大和国十市郡の「天香山坐櫛真命神社」(現 天香山神社・国常立神社)に「元名 大麻等乃智神」との注記があり、関連が指摘される。
「おおまとのつ」とは「大きく丸い平地にある船着き場」の意との説がある。実際、隣接する普門禅庵の前の低地の旧地名は「いりがた」で、古多摩川の潟湖だった。
大丸という地名も、「大きく丸い平地」の意味ともされ、この地は古代から多摩川の渡河点の一つ。ただし、大丸は当社名「おおまと」が「おおまどか」に転じたとも。
近世には丸宮明神、丸山明神と呼ばれていた。これも当社名が転じたか、大丸という地名が先にあって、それが転じたか、ともされる。
ともかく、地元では今も明神様と親しまれている。例祭は10月第1土曜日の翌日曜日。
境内社として、津島神社・白山神社・稲荷神社・秋葉神社・神明神社がある。
式内社「大麻止乃豆乃天神社」については、青梅市御岳山の武蔵御嶽神社も論社で、明治初年には武蔵御嶽神社が大麻止乃豆乃天神社と称していたこともあった。
その他の論社に、府中市宮町の大國魂神社、八王子市北野町の天満社がある。
【ご利益】
交通安全、水難除け、厄災除け
【関連記事】
・東京都の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、東京都に鎮座している神社の一覧
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大麻止乃豆乃天神社(おおまとのつのてんじんしゃ)は、東京都稲城市大丸にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 武蔵国 多磨郡「大麻止乃豆乃天神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では郷社。
多摩丘陵中部の北辺に位置し、境内からは多摩川中流域の沖積地が一望できる。
境内の裏山はかつては城山と呼ばれ、中世には大丸城という山城が築かれていたが、現在は多摩ニュータウン向陽台住区となっている。
参道の両脇には円照寺、直心庵という仏教寺院があり、境内の北側にはやはり普門禅庵という仏教寺院がある。
創祀年代や由緒は不詳。櫛真智命(くしまちのみこと)を御祭神とする。
『延喜式』神名帳に記載されている大和国十市郡の「天香山坐櫛真命神社」(現 天香山神社・国常立神社)に「元名 大麻等乃智神」との注記があり、関連が指摘される。
「おおまとのつ」とは「大きく丸い平地にある船着き場」の意との説がある。実際、隣接する普門禅庵の前の低地の旧地名は「いりがた」で、古多摩川の潟湖だった。
大丸という地名も、「大きく丸い平地」の意味ともされ、この地は古代から多摩川の渡河点の一つ。ただし、大丸は当社名「おおまと」が「おおまどか」に転じたとも。
近世には丸宮明神、丸山明神と呼ばれていた。これも当社名が転じたか、大丸という地名が先にあって、それが転じたか、ともされる。
ともかく、地元では今も明神様と親しまれている。例祭は10月第1土曜日の翌日曜日。
境内社として、津島神社・白山神社・稲荷神社・秋葉神社・神明神社がある。
式内社「大麻止乃豆乃天神社」については、青梅市御岳山の武蔵御嶽神社も論社で、明治初年には武蔵御嶽神社が大麻止乃豆乃天神社と称していたこともあった。
その他の論社に、府中市宮町の大國魂神社、八王子市北野町の天満社がある。
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