大正期に風土記記載・式内二社などを合併、境内社に稲荷、御神木
奥宇賀神社 島根県出雲市奥宇賀町1387
[住所]島根県出雲市奥宇賀町1387
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奥宇賀神社(おくうがじんじゃ)は、島根県出雲市奥宇賀町にある神社。畑電車北松江線の雲州平田駅の西北約6キロ。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』出雲国出雲郡にある「美努麻神社」「布勢神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。両者が大正期に合併し、現社号となった。

『出雲国風土記』で、美努麻神社は「彌努婆社」と、布勢神社は「布世社」と記載されている。美努麻神社(経津主神)は、もとは現在の和田御崎に鎮座していた。

和田大明神と称された。安土桃山時代の天正20年(1592年)、江戸時代中期の宝永3年(1706年)、元文2年(1737年)、宝暦13年(1763年)に社殿の造営の記録が残る。

布勢神社(息長足姫命・伏雷命・武内宿禰命大己貴命武甕槌神)は飛鳥時代末期の慶雲3年(706年)に勧請されたという。

もとの鎮座地は布施宮床。江戸時代初期の慶長18年(1613年)、社殿の造営があったという。江戸時代には、「古森大明神」「布世大明神」「布勢神社」「籠守明神」などとも称された。

両社とも明治5年(1872年)、村社に列した。大正2年(1913年)に現在地に社殿を建立し、両社と、本郷池田鎮座の伊勢神社(天照皇大神)を合併した。

例祭は10月10日。境内社に宇迦之御魂神社(稲荷神社)がある。また、御神木が「水神」「石神」「山神」として祀られている。

【ご利益】
地域安全、開運招福、武運長久・勝運
奥宇賀神社 島根県出雲市奥宇賀町
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