須佐之男と、八俣大蛇退治の剣の神霊を祀る剣大明神、巨岩・奇岩
[住所]島根県出雲市佐田町反邊1064
[電話]-
多倍神社(たべじんじゃ)は、島根県出雲市佐田町反邊にある神社。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「多倍神社(出雲国・飯石郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では県社。
創祀年代は不詳。御祭神は須佐之男命。『出雲国風土記』にある「多倍社」に比定される。
中古は劔大明神上野神社とも。『雲陽誌』には「剣明神」とあり、須佐之男と、その八岐大蛇退治の剣の神霊を祀る。つまりは布都御魂か。
戦国時代の享禄2年(1529年)、永禄10年(1567年)の社伝造営の記録が残る。近世には「劔大明神」「剣大明神」と称した。
古来、須佐神社の摂社だったが、明治維新の際に独立し、明治初年に村社に列し、昭和12年(1937年)、県社に昇格した。
明治6年(1873年)6月に宇佐八幡(高櫓八幡)を合祀、明治40年(1907年)7月に石清水八幡・河内神社・湯村神社を合祀した。
以上4社で9柱とされるが、現在の合祀神は、足仲彦命・誉田別命・息長足姫命・湯山主命・稲田姫命・和田津見命。
本殿後側に接して「首岩」と称する巨巖が屹立している。伝説では須佐之男命が鬼神を退治して、その首を埋めた場所という。
これに触れると血がつくと恐れられ、玉垣で囲い、注連を張り廻らしている。
また本社後方山上には多数の巨岩があり、それぞれに名称が付けられ、いかにも霊岩たるの観を示している。
境内社に、稲荷神社(倉稲魂命)・厳島神社(市杵島比売命)・三保神社がある。随神門には、左神・右神に豊磐門戸命・奇磐戸門命を祀る。
なお、式内社「多倍神社」の論社は他に、あまり有力視されていないが、雲南市掛合町の多根神社がある。
【ご利益】
厄災除け、病魔退散、武運長久・勝運
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・島根県の旧県社 | 府県社とは? - 旧県社(縣社)・旧府社、その都道府県の中で有力な神社
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多倍神社(たべじんじゃ)は、島根県出雲市佐田町反邊にある神社。御朱印の有無は不明。
『延喜式神名帳』にある「多倍神社(出雲国・飯石郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では県社。
創祀年代は不詳。御祭神は須佐之男命。『出雲国風土記』にある「多倍社」に比定される。
中古は劔大明神上野神社とも。『雲陽誌』には「剣明神」とあり、須佐之男と、その八岐大蛇退治の剣の神霊を祀る。つまりは布都御魂か。
戦国時代の享禄2年(1529年)、永禄10年(1567年)の社伝造営の記録が残る。近世には「劔大明神」「剣大明神」と称した。
古来、須佐神社の摂社だったが、明治維新の際に独立し、明治初年に村社に列し、昭和12年(1937年)、県社に昇格した。
明治6年(1873年)6月に宇佐八幡(高櫓八幡)を合祀、明治40年(1907年)7月に石清水八幡・河内神社・湯村神社を合祀した。
以上4社で9柱とされるが、現在の合祀神は、足仲彦命・誉田別命・息長足姫命・湯山主命・稲田姫命・和田津見命。
本殿後側に接して「首岩」と称する巨巖が屹立している。伝説では須佐之男命が鬼神を退治して、その首を埋めた場所という。
これに触れると血がつくと恐れられ、玉垣で囲い、注連を張り廻らしている。
また本社後方山上には多数の巨岩があり、それぞれに名称が付けられ、いかにも霊岩たるの観を示している。
境内社に、稲荷神社(倉稲魂命)・厳島神社(市杵島比売命)・三保神社がある。随神門には、左神・右神に豊磐門戸命・奇磐戸門命を祀る。
なお、式内社「多倍神社」の論社は他に、あまり有力視されていないが、雲南市掛合町の多根神社がある。
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