高座結御子神社の母を祀る、熱田神宮の境外摂社で、式内の古社
青衾神社 愛知県名古屋市熱田区白鳥2-6-1
[住所]愛知県名古屋市熱田区白鳥2-6-1
[電話]052-671-4151 - 熱田神宮

青衾神社(あおぶすまじんじゃ)は、愛知県名古屋市熱田区白鳥にある神社で、熱田神宮の境外摂社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「青衾神社(尾張国・愛智郡)」に比定される式内社(小社)。

創建は不詳。もとは、現在地よりもさらに北西に鎮座していたという。御祭神は天道日女命。やはり熱田神宮の関連社である高座結御子神社御祭神の高倉下命の母。

異説に、天魄月・饒速日命・天香語山命・天火明命など。

「青衾」は、愛知郡の産土神で、「あおぶすま」は「うぶすな」の訛りとする説がある。また、「あおふすま」と濁らない読みも。

『尾張国神名帳』には、「正二位青衾名神」とある。熱田七社には含まれない。かつて熱田神宮の境内にあった海蔵門の外にあった青衾祠は、この社の遙拝所。

江戸時代には、熱田神宮摂社に「あおぶすま」と称する社が二つあり、東六社の中の青衾社は日神を祀り、西六社の中の白衾社は月神を祀っていた。

このうち、青衾社は明治になって廃絶し、白衾社が、現在の当社となっている。

昭和20年(1945年)3月12日、戦災で社殿が焼失。昭和43年(1968年)2月に再建された。

例祭は、仲秋名月の日に青衾社祭がある。境内には末社の新氷上祠がある。

町内にやはり熱田神宮境外末社である影向間社(熱田大神)がある。熱田神宮の除厄招福祈念行事である踏歌神事が行われる社の一つ。その横に「白鳥御陵」と刻まれた石柱が立っている。

【ご利益】
家内安全、子宝・安産・子育て
青衾神社 愛知県名古屋市熱田区白鳥
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