多氏一族の氏神、多天神・多名神・太神神社とも、近世には天王社
[住所]愛知県一宮市大和町於保郷中2311
[電話]0586-45-5846
大神社(おおじんじゃ)は、愛知県一宮市大和町於保郷中にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「太神社(尾張国・中島郡)」に比定される式内社(名神大社)。ただし、『延喜式臨時祭』「名神祭」には掲載されていない。近代社格では村社。
創建は不詳。社名・地名に見えるように、当地に住んだ多氏一族がその氏神として祖神の神八井耳命を祀ったといわれる。
この多氏は大和国十市郡飫富郷付近を根拠とした古代氏族で、現在の奈良県磯城郡田原本町には氏神の多坐弥志理都比古神社(多神社)が鎮座する。
国史では、平安時代の仁寿3年(853年)に「多天神」が名神に列し、同年に従五位上の神階が授けられ、また元慶元年(877年)に「多名神」が正五位上に昇叙されたとある。
『延喜式神名帳』の写本によっては、「太神神社」「大神神社」とも記されるが、その場合の「神」の1字は衍字とされる。
また、『延喜式』臨時祭 名神祭条においては、「太神社一座 或太作多」として「多神社」とも作る旨が記されている。
『尾張国内神名帳』には「於保名神」として、写本に異同はあるものの従一位または正二位上となっている。
地名「於保(おほ)」も当社に基づくとされている。なお『和名抄』に見える郷名のうちでは、当地は中島郡川埼郷に比定される。
その後の経緯は不詳だが、氏人が散亡したことにより荒廃し、近世には「天王社」と称されていたという。相殿に八王子を配祀するとする史料もある。
例祭は10月20日。現在は大神神社の兼務神社である。
【ご利益】
一族・子孫繁栄、地域安全
【関連記事】
・名神大社とは? - 名神祭の対象となる神々、式内社の中でも特異、その細かな特徴は?
・愛知県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、愛知県に鎮座している神社の一覧
[電話]0586-45-5846
大神社(おおじんじゃ)は、愛知県一宮市大和町於保郷中にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式神名帳』にある「太神社(尾張国・中島郡)」に比定される式内社(名神大社)。ただし、『延喜式臨時祭』「名神祭」には掲載されていない。近代社格では村社。
創建は不詳。社名・地名に見えるように、当地に住んだ多氏一族がその氏神として祖神の神八井耳命を祀ったといわれる。
この多氏は大和国十市郡飫富郷付近を根拠とした古代氏族で、現在の奈良県磯城郡田原本町には氏神の多坐弥志理都比古神社(多神社)が鎮座する。
国史では、平安時代の仁寿3年(853年)に「多天神」が名神に列し、同年に従五位上の神階が授けられ、また元慶元年(877年)に「多名神」が正五位上に昇叙されたとある。
『延喜式神名帳』の写本によっては、「太神神社」「大神神社」とも記されるが、その場合の「神」の1字は衍字とされる。
また、『延喜式』臨時祭 名神祭条においては、「太神社一座 或太作多」として「多神社」とも作る旨が記されている。
『尾張国内神名帳』には「於保名神」として、写本に異同はあるものの従一位または正二位上となっている。
地名「於保(おほ)」も当社に基づくとされている。なお『和名抄』に見える郷名のうちでは、当地は中島郡川埼郷に比定される。
その後の経緯は不詳だが、氏人が散亡したことにより荒廃し、近世には「天王社」と称されていたという。相殿に八王子を配祀するとする史料もある。
例祭は10月20日。現在は大神神社の兼務神社である。
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