八坂神社（やさかじんじゃ）は、千葉県旭市ニにある神社。近代社格では村社。太田八坂神社とも。御朱印の有無は不明。

創建は江戸時代中期の享保8年（1723年）とされる。当初は牛頭天王を祀ったが、現在は須佐之男命か。

例祭は毎年7月26日・27日で、祇園祭。神輿が戻った後、日没後から無言劇が奉納され、最終演目としてつく舞が演じられる。

太田八坂神社のつく舞で知られ、旭のつく舞（津久舞・橦枚）とも。

昇り獅子に扮した若者が高い柱（つく柱）に登り、軽業を披露し、最後には紙吹雪を撒く。ちなみに柱から落ちると生き埋めにされるとも。

この「赤獅子」面をつけた人の曲芸は、利根川の高瀬舟船頭が、帆柱の上で曲芸を演じたのが始まりとされる。

進行中、地区の子供たちは「エンヤーホー」と掛け声をかけるので、太田八坂神社のエンヤーホー、太田のエンヤーホーとも呼ばれる。

エンヤーホーは、陰陽法（いんようほう）から転じ、陰陽ホーとなったとされ、万物の成長発展、子孫繁栄、五穀豊穣も陰と陽の合致に基づくという考え方を示す。

平成11年（1999年）に国の選択無形民俗文化財に選ばれ、平成20年（2008年）には県の無形民俗文化財に指定された。

【ご利益】
厄災除け、五穀豊穣、子孫繁栄

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