印旛沼の北岸台地南側周辺で最古の宗像神社、平成期に整備事業
宗像神社 千葉県白井市清戸553
[住所]千葉県白井市清戸553
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宗像神社(むなかたじんじゃ)は、千葉県白井市清戸にある神社。清戸宗像神社とも。御朱印の有無は不明。

「清戸」は「きよど」であり、もともとは「清土」と表記されていたという。「浄土」との関連も指摘される。

第56代清和天皇の御代、平安時代の貞観18年(976年)、下総国印旛郡印西内郷惣鎮守として創建された。

田心姫命湍津姫命市杵嶋姫命宗像三女神を御祭神とする。清戸・谷田両区の産土神として崇敬された。

印旛沼の北岸台地南側周辺の宗像神社の本社といわれ、当地周辺の宗像神社の中で最古の社とされる。

江戸時代、初期の慶長8年(1604年)に再建され、後期の天保2年(1831年)にも再建された。

明治18年(1885年)12月、谷田・清戸両村の寄附金260円で石鳥居が建立された。また、昭和48年(1973年)に屋根の葺き替えが行われた。

平成になり、県道千葉ニュータウン北環状線道路整備事業にともない、境内地の一部が事業用地として収用、施設の移転を余儀なくされた。

そこで、老朽化した本殿の解体修復を行い、境内の諸施設の整備、参道の拡幅・敷石の敷設替え事業が行われた。

宗像神社本殿改修記念の碑があり、平成27年(2015年)11月の日付がある。拝殿はなく、本殿のみ。側面に見事な浮彫がある。

境内には、鳥居右側に江戸時代中期の享保9年(1724年)銘のある、両側面に童子像のある青面金剛像や、天明7年(1787年)銘の仏像碑などがある。

先の明治期の石鳥居は、今回の整備事業で撤去されたようで、新しい鳥居は明治期の石鳥居より一回り小さい。

明治期の石鳥居の台座と思われるものが、新しい鳥居の横に安置されている。本殿の横には社叢が広がり、また、境内にはスダジイの巨木などがある。

近隣には、この地に伝わる龍伝説に纏わる薬王寺や、弁財天がある。

【ご利益】
交通安全、五穀豊穣、厄災除け、安産、子育て
宗像神社 千葉県白井市清戸
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