旧初富の総鎮守、明治初期に開拓にあわせて伏見稲荷を勧請・奉斎
[住所]千葉県鎌ケ谷市初富本町1-515
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初富稲荷神社(はつとみいなりじんじゃ)は、千葉県鎌ケ谷市初富本町にある神社。御朱印の有無は不明。

明治初期、旧幕府の武士による初富地区の開拓が始まり、守護と繁栄を願うため、明治2年(1869年)、伏見稲荷大社より御分霊を遷奉したのが始まり。

御祭神は、宇迦之御魂神佐田彦大神大宮能売大神田中大神・四之大神。この5柱を総称して、稲荷大明神とする。

御祭神は完全に伏見稲荷と合致し、四之大神は四大神ともいい、春若年神(はるわかとしのかみ)、夏高津日神(なつたかつひのかみ)、秋比売神(あきひめのかみ)、冬年神(ふゆとしのかみ)を指す。

現在の本殿・拝殿は、創建百年祭記念事業として、昭和41年(1966年)に再建された。普通宮造、木造瓦葺。

例祭は10月25日。境内社に、古峯神社・天満宮がある。子安観音や四国八十八ヵ所第12番焼山寺写などもある。

なお、「初富」の地名は、最初に開拓されたため。二番目に開拓された地が、船橋市二和。その鎮守として、二和西に星影神社が鎮座している。現在までに下記のように13番目までの地名がある。

三咲(みさき)、豊四季(とよしき)、五香(ごこう)、六実(むつみ)、七栄(ななえ)、八街(やちまた)、九美上(くみあげ)、十倉(とくら)、十余一(とよいち)、十余二(とよふた)、十余三(とよみ)。

【ご利益】
五穀豊穣・産業振興、事業成功、商売繁盛
初富稲荷神社 千葉県鎌ケ谷市初富本町
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