戦国期創建、9月には勇壮豪快な大原はだか祭り、3と8の日に朝市
[住所]千葉県いすみ市大原8637
[電話]0470-62-3450

八幡神社(はちまんじんじゃ)は、千葉県いすみ市大原にある神社。近代社格では村社。大原八幡神社とも。御朱印の有無は不明。

大原町の中央に位置する。戦国時代の文亀元年(1501年)、源頼信の臣山口某が霊夢により勧請したと伝わる。

伊勢の神宮(伊勢神宮)に次いで、天皇家との結びつきが強い、山城石清水八幡宮から御分霊し、誉田別命が勧請された。

例祭は、毎年9月23日・24日で、大原はだか祭り。勇壮豪快、関東随一として知られる。起源は不明だが、鎌倉時代までさかのぼれるとも。

市内の大原・東海・浪花の3地区から18社の神社、いわゆる大原十八社が、それぞれ1-3基の神輿を出す。

初日の23日に、「汐ふみ」と呼ばれる、海に入って神輿を担ぐ行事が特徴。十数基もの神輿が太平洋に突進し、もみあい投げる。

2日目の24日には、大原小学校の校庭にて行われる「大別れ式」がある。18基の神輿が2基並列で校庭に入った後に勢い良く1番を競うかのように走り始める。

夕闇の迫る頃には花火を合図に2基、3基と神輿をさして寄り添いながら別れ唄を唄う。

平成22年(2010年)、初日に落雷で34名が重軽傷を負う事故があったため、同年2日目の行事が中止された。

境内末社に、金刀比羅神社・三峯神社がある。

毎月3と8のつく日に境内で朝市が開かれる。その起源は江戸時代前期の寛永元年(1624年)ごろまでさかのぼれるという。

古くは現在の中央商店街通りの北町・仲町・南町に、順次日を定めて開かれていたものが、交通事情の悪化や事故防止などの事情から、当社境内で行われるようになった。

【ご利益】
厄災除け、商売繁盛、身体壮健
八幡神社 千葉県いすみ市大原
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