馬橋城の跡地に千葉氏の加護を受けて創建、高城氏の姫君を祀る姫宮
[住所]千葉県松戸市二ツ木宮前1732
[電話]047-341-9919

蘇羽鷹神社(そばたかじんじゃ)は、千葉県松戸市二ツ木宮前にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

創建以前、この地には戦国時代初期の武将である千葉孝胤(1443年-1505年)が治めた三ヶ月(みこぜ)の馬橋城が建っていた。

孝胤が文明年間(1469年-1487年)に酒井根合戦で太田道灌に敗れたため、馬橋城も廃城になり、その跡地に千葉市の加護を受けて創建されたという。

創建は天正4年(1576年)。御祭神は国之常立神

千葉氏は陰陽道に基づき、居城である亥鼻城(千葉城)の鬼門に曽場鷹大明神を配し、祀っていたが、そこから分祀してきたとされる。

江戸時代前期の万治元年(1658年)再建の記録がある。天保9年(1839)年築の明神鳥居が現存する。

例祭は10月19日。神輿渡御があるという。

末社に、歯痛止めの猿田彦命が彫られた庚申堂、他に姫宮、富士塚と冨士嶽神社、三峰阿夫利稲荷がある。姫宮は、高城氏の姫君である小松姫を祀ったもの。

小松姫は天正18年(1590年)、小田原征伐において、土気城の支城である大谷城が落城し、ここまで落ちのびて亡くなったと伝わる。

境内には、月山坂東湯殿山西国百番供養塔、昭和50年(1975年)3月29日竣工の松戸市二三ヶ丘土地区画整理組合記念碑などがある。

なお、境内には「二ツ木向台遺跡」がある。縄文時代前期の貝塚で、二ツ木式土器が出土している。

境内へ入る階段を上がり、参道を進むと、桜並木があり、市内のお花見スポットととしても知られている。

【ご利益】
厄災除け、方除け、武運長久・勝運、歯痛止め、諸願成就
蘇羽鷹神社 千葉県松戸市二ツ木
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