5月例祭に神輿渡御、6月にどぶろく祭り、9月に田楽踊り、献湯祭も
[住所]滋賀県栗東市上砥山660
[電話]077-558-0010
日吉神社(ひよしじんじゃ)は、滋賀県栗東市上砥山にある神社。近代社格では村社。神紋は左三ツ巴。御朱印の有無は不明。
創祀は嵯峨天皇の御世、平安時代の弘仁4年(813年)と伝えられる。
当初は金勝寺の守護神として日吉神を勧請して新宮野に祀ってあったのを、戦国時代の明応6年(1497年)に現在地に奉遷して、この土地の氏神としたと伝えられている。
御祭神は瓊瓊杵尊。日吉神というからには、日吉大社の下七社、末社剣宮社を勧請したものか。木之花之佐久夜毘売を配祀する。
明治9年(1876年)、村社に列し、大正11年(1922年)、神饌幣帛料供進社に指定された。
境内社に野上神社(野神神社)がある。もとは金勝村上砥山路小坂ヶ下に鎮座したが、昭和3年(1928年)に当社境内に遷座したもの。
野上神社の特殊神事として例祭には毎年氏子より2人が選ばれて、濁酒(どぶろく)を奉製して神前に献じ、これを氏子全員が拝戴する古式祭がある。
6月5日に行われるこのどぶろく祭り(濁酒祭り)は、前年5月中旬に神饌用田植祭により当番の田が定められ、9月に抜穂式がなされ、玄米2斗が酒造米として保管される。
翌年3月下旬には玄米を酒造用白米に仕上げ、4月にしこみがされる。5月下旬、神酒殿で濁酒の量とアルコール度数の検査を受け、御神酒として献じられる。
当社の例祭は5月5日。神幸祭(渡御祭)、着興祭、還幸祭(還御祭)からなり、神輿渡御が行われる。
9月第1土曜日には雨乞いの返礼踊りがある。古くは旧暦8月15日仲秋の名月の夜に行われた。
青年たちが中心となり、太鼓打ち6人・新発意2人・側踊り(花踊り)中踊り多数からなり、他に年配の音頭取り数人が加わる。
踊りは拝殿前の広場に進むと、中央にたき火をし、太鼓打ちは東西に、側踊りと中踊りは南北にわかれて向かい合い、新発意はその中に入る。
踊りには、道行・神の踊り・名所踊りなど17種ある。田楽踊りとして知られる。
他に献湯祭がある。神事の後、お釜に沸かしたお湯に、お酒、塩、米を入れ、そのお湯を笹の葉の束で混ぜ、周りに振りまき、参加者でその湯を飲む。
他の境内社として、徳広神社がある。参道に、しめ縄を渡した「八紘一宇」の石柱があり、向って右側には「八紘」、左側には「一宇」と刻まれている。当時の日吉大社宮司が昭和16年(1941年)に奉納したもの。
【ご利益】
五穀豊穣、家内安全、夫婦和合、無病息災、地域安全、酒造

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日吉神社(ひよしじんじゃ)は、滋賀県栗東市上砥山にある神社。近代社格では村社。神紋は左三ツ巴。御朱印の有無は不明。
創祀は嵯峨天皇の御世、平安時代の弘仁4年(813年)と伝えられる。
当初は金勝寺の守護神として日吉神を勧請して新宮野に祀ってあったのを、戦国時代の明応6年(1497年)に現在地に奉遷して、この土地の氏神としたと伝えられている。
御祭神は瓊瓊杵尊。日吉神というからには、日吉大社の下七社、末社剣宮社を勧請したものか。木之花之佐久夜毘売を配祀する。
明治9年(1876年)、村社に列し、大正11年(1922年)、神饌幣帛料供進社に指定された。
境内社に野上神社(野神神社)がある。もとは金勝村上砥山路小坂ヶ下に鎮座したが、昭和3年(1928年)に当社境内に遷座したもの。
野上神社の特殊神事として例祭には毎年氏子より2人が選ばれて、濁酒(どぶろく)を奉製して神前に献じ、これを氏子全員が拝戴する古式祭がある。
6月5日に行われるこのどぶろく祭り(濁酒祭り)は、前年5月中旬に神饌用田植祭により当番の田が定められ、9月に抜穂式がなされ、玄米2斗が酒造米として保管される。
翌年3月下旬には玄米を酒造用白米に仕上げ、4月にしこみがされる。5月下旬、神酒殿で濁酒の量とアルコール度数の検査を受け、御神酒として献じられる。
当社の例祭は5月5日。神幸祭(渡御祭)、着興祭、還幸祭(還御祭)からなり、神輿渡御が行われる。
9月第1土曜日には雨乞いの返礼踊りがある。古くは旧暦8月15日仲秋の名月の夜に行われた。
青年たちが中心となり、太鼓打ち6人・新発意2人・側踊り(花踊り)中踊り多数からなり、他に年配の音頭取り数人が加わる。
踊りは拝殿前の広場に進むと、中央にたき火をし、太鼓打ちは東西に、側踊りと中踊りは南北にわかれて向かい合い、新発意はその中に入る。
踊りには、道行・神の踊り・名所踊りなど17種ある。田楽踊りとして知られる。
他に献湯祭がある。神事の後、お釜に沸かしたお湯に、お酒、塩、米を入れ、そのお湯を笹の葉の束で混ぜ、周りに振りまき、参加者でその湯を飲む。
他の境内社として、徳広神社がある。参道に、しめ縄を渡した「八紘一宇」の石柱があり、向って右側には「八紘」、左側には「一宇」と刻まれている。当時の日吉大社宮司が昭和16年(1941年)に奉納したもの。
【ご利益】
五穀豊穣、家内安全、夫婦和合、無病息災、地域安全、酒造

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