11月23日に青沼のどぶろく祭り、平安初期創建の際の故事にちなむ
[住所]茨城県行方市青沼492-1
[電話]-

春日神社(かすがじんじゃ)は、茨城県行方市青沼にある神社。御朱印の有無は不明。

平安時代初期の大同2年(807年)、相賀八郷の総社として、奈良の春日大社の御分霊を勧請して創建されたと伝わる。

御祭神は、武甕雷命経津主命天児根命・姫大神命の春日四神。

同年7月8日、八石八斗の酒を醸造し、八郷の総代衆を招待して、盛大な祝典を行ったという。

これが今に伝わる濁酒祭(どぶろく祭り)の起源であり、現在は大祭の日を11月23日に変更し、現在もどぶろくを作り、神前に供えて祭事を行い、参拝者にこれを供応する。

酒造りは青沼地区4地区の氏子ら、久保組・台組・波篭組(波籠組)・馬場尻が持ち回りで行い、10月末に収穫した新米に麹を加え、毎年約200-300リットルが造られる。

氏子のみならず、当日参拝したすべての参拝者に振舞われる。関東地方では唯一、どぶろく醸造が許可されている神社だという。ただし、埼玉県狭山市上奥富の梅宮神社でも甘酒祭はある。

このどぶろく祭りは、市の無形民俗文化財に指定されている。

【ご利益】
地域安全、地域振興、産業振興、事業成功、酒造
春日神社 茨城県行方市青沼
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