祇園祭傘鉾発祥の元祇園社、境内に式内・隼神社、5月に氏神祭
[住所]京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2
[電話]075-841-4069

梛神社(なぎじんじゃ)は、京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町にある神社。梛ノ宮神社(なぎのみやじんじゃ)とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

社伝では、平安時代の貞観11年(876年)、京で疫病が流行したため、播磨国広峰(廣峯神社)から牛頭天王(素戔嗚尊)を勧請して鎮疫祭を行うことになった。

その際、牛頭天王の御分霊を乗せた神輿を梛の林中に置いて祀ったのが創祀という。御祭神は素戔嗚尊。現在は、宇賀御魂命伊弉冉命誉田別尊などを合祀している。

その後、牛頭天王の御神霊を八坂に祀って祇園社(八坂神社)を創建する際、梛の住民が花飾りの風流傘を立て、鉾を振って楽を奏しながら神輿を八坂に送ったという。

これが祇園会の起源であるとしている。つまり、祇園祭における傘鉾の起こり。そのため、当社は「元祇園社」と呼ばれる。

近世までは小祠であったが、明治7年(1874年)と昭和4年(1929年)の復興により現在の形が整えられたという。

その間の大正7年(1918年)に式内社の隼神社が当社境内に遷座している。

例祭は5月3日で氏神祭。祭事の後、御神霊を鳳輦(子供神輿)に移し、北・三条通、南・松原通、東・壬生通、西・土居の内通に囲まれた氏子社中を巡行する。

特に少年勤王隊、獅子、鉾、花傘などの祭列は見もの。

境内社に、上川稲荷社、田中神社がある。

【ご利益】
厄災除け、病魔退散
梛神社 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町
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梛神社 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町の御朱印