平安期に熊野を勧請、承平天慶の乱の鎮定、3月に下総12座神楽
[住所]千葉県山武郡横芝光町宮川2327
[電話]0479-84-0287
熊野神社(くまのじんじゃ)は、千葉県山武郡横芝光町宮川にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代の貞観18年(876年)に紀伊熊野本宮大社より勧請したものと伝えられ、旧号を宮川入之領境の宮と称した。伊弉册命・速玉之男命・事解男命を祀る。
天慶3年(940年)には承平天慶の乱を鎮定した功により、平貞盛から社殿建築・神領18貫目を寄進され、この時、熊野新宮大権現と改めた。
この際の改名や、家津美御子神が祀られていないことから、熊野本宮ではなく、熊野速玉大社からの勧請の可能性が指摘されている。
しかし、御祭神違いはよくあることで、紀伊本宮に対する新宮の意なのかもしれない。
ともかく、以来、武門の崇敬も篤く、熊野山領の匝瑳南条荘に鎮座し、近郷18ヶ村の惣鎮守として江戸時代に及ぶ。
明治4年(1871年)に現社号に改称、明治6年(1873年)、郷社に列した。昭和61年(1986年)には千葉県神社庁より海上郡・匝瑳郡初の規範神社の指定を受けた。
現在の本殿は正徳年間(1711年-1716年)の、拝殿は弘化年間(1845年-1848年)の改築である。拝殿右奥には熊野権現の御神木である梛の大木がある。
3月15日の春季例祭に奉納される神楽は太々神楽で、下総12座神楽とも。江戸時代後期から始まっており、天保年間(1831年-1845年)製作の面が保存されている。
13座(13面)、12舞、6曲の謡いがあり、国家安隠、皇室弥栄、農作業の安全と五穀豊穣、産業発展を祈願する。町の無形文化財に指定されている。
【ご利益】
地域安全、地域振興、武運長久・勝運
【関連記事】
・千葉県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、千葉県に鎮座している神社の一覧
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熊野神社(くまのじんじゃ)は、千葉県山武郡横芝光町宮川にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
平安時代の貞観18年(876年)に紀伊熊野本宮大社より勧請したものと伝えられ、旧号を宮川入之領境の宮と称した。伊弉册命・速玉之男命・事解男命を祀る。
天慶3年(940年)には承平天慶の乱を鎮定した功により、平貞盛から社殿建築・神領18貫目を寄進され、この時、熊野新宮大権現と改めた。
この際の改名や、家津美御子神が祀られていないことから、熊野本宮ではなく、熊野速玉大社からの勧請の可能性が指摘されている。
しかし、御祭神違いはよくあることで、紀伊本宮に対する新宮の意なのかもしれない。
ともかく、以来、武門の崇敬も篤く、熊野山領の匝瑳南条荘に鎮座し、近郷18ヶ村の惣鎮守として江戸時代に及ぶ。
明治4年(1871年)に現社号に改称、明治6年(1873年)、郷社に列した。昭和61年(1986年)には千葉県神社庁より海上郡・匝瑳郡初の規範神社の指定を受けた。
現在の本殿は正徳年間(1711年-1716年)の、拝殿は弘化年間(1845年-1848年)の改築である。拝殿右奥には熊野権現の御神木である梛の大木がある。
3月15日の春季例祭に奉納される神楽は太々神楽で、下総12座神楽とも。江戸時代後期から始まっており、天保年間(1831年-1845年)製作の面が保存されている。
13座(13面)、12舞、6曲の謡いがあり、国家安隠、皇室弥栄、農作業の安全と五穀豊穣、産業発展を祈願する。町の無形文化財に指定されている。
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