戦国期創建、別名は第六天宮、江戸中期を起源とする黒虎相撲
[住所]千葉県旭市ニ1522・太田袋1522
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太田神社(おおたじんじゃ)は、千葉県旭市ニ・太田袋にある神社。近代社格では村社。袋太田神社とも。御朱印の有無は不明。

戦国時代の永正2年(1505年)の創建と伝わる。別当寺は大坊幸蔵寺。

現在も別名は第六天宮であり、もともとは第六天神、あるいは第六天魔王(他化自在天)を祀っていたと思われる。

鳥居は、江戸時代中期の安永9年(1780年)正月の建立。太田出身の江戸の商人である白子屋藤七・和泉屋久兵衛・桑田屋佐兵衛・石屋文左衛門による奉納。

その落成祝いに江戸より玄人力士を招聘し、奉納相撲を行ったのが現在につながる黒虎相撲の起源となった。

その際、同時に力石も奉納され、現存する。大きい方で55貫(206キロ)、小さい方で36貫」(135)キロあるという。

明治維新を通じて、御祭神は現在の面足命惶根命に改められたのだろう。明治34年(1901年)、村社に列した。

例祭は旧暦2月7日、6月27日、11月1日。毎年11月3日、太田神社の境内で相撲が奉納される。いわゆる黒虎相撲。

黒虎相撲の黒は玄人を、虎は白虎で素人を表すという。現在はプロ力士を招聘するなどはなく、地元の子供や大人が楽しみながら取り組む。

もともとの御神木は、本殿西側にあった松の大木で、高さ約23.4メートル、周囲5.4メートルの巨木だったという。

現在は枯死したため、創建当時からあるとされる東側にある樫の大木を御神木としている。推定樹齢500年。

境内社に、子安大明神、通称弁天様と呼ばれる厳島神社がある。

【ご利益】
地域安全、身体壮健、健康長寿、安産・子育て
太田神社 千葉県旭市太田袋
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