船形に奥宮と墳墓、聖徳太子の時代の大スギ、岡本天明の日月神示
[住所]千葉県成田市台方1
[電話]0476-28-5736
麻賀多神社(まかたじんじゃ)は、千葉県成田市台方にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 下総国 印旛郡「麻賀多神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。
社伝によれば、第12代景行天皇42年6月晦日、東征中の日本建尊が当地を訪れ、杉の幹に鏡を懸けた。
そして、「この鏡をインバノクニタマオキツカガミと崇めて祀れば、五穀豊穣になる」と言い、伊勢の大神を遥拝したのが起源。
第15代応神天皇20年、神八井耳命の八世孫である印旛国造・伊都許利命が現在の成田市船形に社殿を造営し、その鏡を御神体として稚日霊命を祀った。現在の船形社である。
また、伊都許利命は杉の木の下から七つの玉を掘り出し、それを御神体として和久産巣日神を併せ祀った。この2神は「真賀多真(勾玉)の大神」と呼ばれた。
船形社、現在は手黒社とも呼ばれる奥宮には、伊津許利命の墳墓がある。
第33代推古天皇16年(608年)、伊都許利命の8世孫である広鋤手黒彦命が、神命により現在地に和久産巣日神を遷座して台方社とし、それまでの船形社を奥宮とした。
この時に植樹されたとされ、約1400年近くの樹齢を持つ東日本一の大杉が現存する。県の天然記念物に指定されている。
往時には勅使として大伴家持(718年?-785年)も参拝したとされ、当社の西方1キロの印旛沼湖畔の鳥居河岸に、家持が寄進したと伝わる大鳥居(一の鳥居)が建っている。
後に、「真賀多真」が三種の神器の一つと同名であるとして、一字取って真賀多神社に改称。さらに、一帯が麻の産地であることから現社名を改めた。
明治5年(1872年)に郷社に列した。昭和19年(1944年)、国常立尊が岡本天明に降ろした日月神示、その最初の第一帖と第二帖が当社社務所で書記されたことでも知られる。
推古朝、つまり聖徳太子の時代とされる、上述の大スギの他、社叢全体も「麻賀多神社の森」として、県の天然記念物に指定されている。境内は市の史跡。
本殿と神楽がそれぞれ市の文化財と無形民俗文化財に指定されている。
境内社に、祓戸神社・天神神社・天之日津久神社・古峯神社・三峯神社・印旛国造神社・馬来田郎女神社・幸霊神社・青麻神社・猿田彦神社などがある。
同名の神社が、印旛沼の東側から南にかけて、成田市に1社、佐倉市に鏑木町など11社、酒々井町2社、富里市2社、八千代市1社の計18社ある。いずれも当社からの勧請であり、当社はこの18社の総本社である。
式内社「麻賀多神社」については、船形社、つまり奥宮なのか、台方社なのかで、意見が分かれる場合がある。
【ご利益】
平穏安寧、五穀豊穣、地域安全(公式HP)
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・千葉県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、千葉県に鎮座している神社の一覧
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麻賀多神社(まかたじんじゃ)は、千葉県成田市台方にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 下総国 印旛郡「麻賀多神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。
社伝によれば、第12代景行天皇42年6月晦日、東征中の日本建尊が当地を訪れ、杉の幹に鏡を懸けた。
そして、「この鏡をインバノクニタマオキツカガミと崇めて祀れば、五穀豊穣になる」と言い、伊勢の大神を遥拝したのが起源。
第15代応神天皇20年、神八井耳命の八世孫である印旛国造・伊都許利命が現在の成田市船形に社殿を造営し、その鏡を御神体として稚日霊命を祀った。現在の船形社である。
また、伊都許利命は杉の木の下から七つの玉を掘り出し、それを御神体として和久産巣日神を併せ祀った。この2神は「真賀多真(勾玉)の大神」と呼ばれた。
船形社、現在は手黒社とも呼ばれる奥宮には、伊津許利命の墳墓がある。
第33代推古天皇16年(608年)、伊都許利命の8世孫である広鋤手黒彦命が、神命により現在地に和久産巣日神を遷座して台方社とし、それまでの船形社を奥宮とした。
この時に植樹されたとされ、約1400年近くの樹齢を持つ東日本一の大杉が現存する。県の天然記念物に指定されている。
往時には勅使として大伴家持(718年?-785年)も参拝したとされ、当社の西方1キロの印旛沼湖畔の鳥居河岸に、家持が寄進したと伝わる大鳥居(一の鳥居)が建っている。
後に、「真賀多真」が三種の神器の一つと同名であるとして、一字取って真賀多神社に改称。さらに、一帯が麻の産地であることから現社名を改めた。
明治5年(1872年)に郷社に列した。昭和19年(1944年)、国常立尊が岡本天明に降ろした日月神示、その最初の第一帖と第二帖が当社社務所で書記されたことでも知られる。
推古朝、つまり聖徳太子の時代とされる、上述の大スギの他、社叢全体も「麻賀多神社の森」として、県の天然記念物に指定されている。境内は市の史跡。
本殿と神楽がそれぞれ市の文化財と無形民俗文化財に指定されている。
境内社に、祓戸神社・天神神社・天之日津久神社・古峯神社・三峯神社・印旛国造神社・馬来田郎女神社・幸霊神社・青麻神社・猿田彦神社などがある。
同名の神社が、印旛沼の東側から南にかけて、成田市に1社、佐倉市に鏑木町など11社、酒々井町2社、富里市2社、八千代市1社の計18社ある。いずれも当社からの勧請であり、当社はこの18社の総本社である。
式内社「麻賀多神社」については、船形社、つまり奥宮なのか、台方社なのかで、意見が分かれる場合がある。
【ご利益】
平穏安寧、五穀豊穣、地域安全(公式HP)
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