神功皇后の創祀、前田家の崇敬、加賀国二之宮・加賀郷総鎮守
[住所]石川県河北郡内灘町大根布3-157-1
[電話]076-286-0012
小濱神社(おばまじんじゃ、小浜神社)は、石川県河北郡内灘町大根布にある神社。『延喜式神名帳』にある「小浜神社(加賀国・加賀郡)」に比定される式内社(小社)。加賀国二宮とも。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
加賀郷総鎮守。創建年代は不詳。神功皇后の三韓征伐にあたって、小浜の磯崎に大神を祀ったとも。御祭神は、大己貴神・事代主神・少彦名神。
奈良時代の養老2年(718年)、小浜磯崎より30町ほど南の松林の中(黒津船地内)に遷座し、朝廷より神戸として漁師数十人が置かれる。
旧社地は、現在のかほく市大崎辺りだろうか、榊原神社が鎮座している。
朝廷よりの崇敬厚く、度々勅使参向され、官幣、神料田地、神宝などが下賜された。南北朝時代の永徳2年(1382年)には正三位に昇格した。
戦国時代の天正年間(1573年-1593年)、豊臣秀吉が柴田勝家を攻める時、当社に戦勝祈願に立寄り、兵を宿泊させたという。
江戸時代になり、藩祖前田利家をはじめ、前田家累代の崇敬が厚く、廃藩に到るまで、社殿の造営、神具調進などすべて前田家よりなされた。
社紋は、本来左三つ巴であるが、上述の縁故で、前田家の家紋である剣梅鉢が付けられている。
慶長9年(1604年)には加賀藩初代藩主前田利長が、延享元年(1744年)には5代藩主前田吉徳がそれぞれ病気平癒の祈祷を行っている。
黒津船大明神・黒津船権現とも称されたが、江戸時代後期の天保3年(1833年)、黒津船より石川郡五郎島へ遷座した。
なお、その旧地には現在、黒船神社がある。
明治6年(1873年)8月、近在の神社38社が当社の付属社とされ、明治13年(1880年)、県社に列し、明治39年(1906年)には神饌幣帛供進神社に指定された。
明治22年(1889年)、五郎島より現在地の大根布へ遷座したが、平成2年(1990年)は遷座100周年として、38社の氏子などをはじめ、社殿の修復・新築の事業を行った。
例祭は2月20日。毎年10月第3土曜日から3日間、秋季祭礼が開催され、前田家との深い関係から、百万石まつりを模した奴行列を行う。各町内を練り歩く時、各民家の前で行われる棒振りなどもある。
なお、加賀国二宮は通常、加賀市大聖寺敷地の菅生石部神社とされる。
【ご利益】
病気平癒、大漁満足、海上安全、水難除け

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小濱神社(おばまじんじゃ、小浜神社)は、石川県河北郡内灘町大根布にある神社。『延喜式神名帳』にある「小浜神社(加賀国・加賀郡)」に比定される式内社(小社)。加賀国二宮とも。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
加賀郷総鎮守。創建年代は不詳。神功皇后の三韓征伐にあたって、小浜の磯崎に大神を祀ったとも。御祭神は、大己貴神・事代主神・少彦名神。
奈良時代の養老2年(718年)、小浜磯崎より30町ほど南の松林の中(黒津船地内)に遷座し、朝廷より神戸として漁師数十人が置かれる。
旧社地は、現在のかほく市大崎辺りだろうか、榊原神社が鎮座している。
朝廷よりの崇敬厚く、度々勅使参向され、官幣、神料田地、神宝などが下賜された。南北朝時代の永徳2年(1382年)には正三位に昇格した。
戦国時代の天正年間(1573年-1593年)、豊臣秀吉が柴田勝家を攻める時、当社に戦勝祈願に立寄り、兵を宿泊させたという。
江戸時代になり、藩祖前田利家をはじめ、前田家累代の崇敬が厚く、廃藩に到るまで、社殿の造営、神具調進などすべて前田家よりなされた。
社紋は、本来左三つ巴であるが、上述の縁故で、前田家の家紋である剣梅鉢が付けられている。
慶長9年(1604年)には加賀藩初代藩主前田利長が、延享元年(1744年)には5代藩主前田吉徳がそれぞれ病気平癒の祈祷を行っている。
黒津船大明神・黒津船権現とも称されたが、江戸時代後期の天保3年(1833年)、黒津船より石川郡五郎島へ遷座した。
なお、その旧地には現在、黒船神社がある。
明治6年(1873年)8月、近在の神社38社が当社の付属社とされ、明治13年(1880年)、県社に列し、明治39年(1906年)には神饌幣帛供進神社に指定された。
明治22年(1889年)、五郎島より現在地の大根布へ遷座したが、平成2年(1990年)は遷座100周年として、38社の氏子などをはじめ、社殿の修復・新築の事業を行った。
例祭は2月20日。毎年10月第3土曜日から3日間、秋季祭礼が開催され、前田家との深い関係から、百万石まつりを模した奴行列を行う。各町内を練り歩く時、各民家の前で行われる棒振りなどもある。
なお、加賀国二宮は通常、加賀市大聖寺敷地の菅生石部神社とされる。
【ご利益】
病気平癒、大漁満足、海上安全、水難除け

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