天然記念物「山ノ神のフジ」、巨大なイタヤカエデも
上暮地山之神社 山梨県富士吉田市上暮地2114
[住所]山梨県富士吉田市上暮地2114
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上暮地山之神社(かみくれちやまのじんじゃ)は、山梨県富士吉田市上暮地にある神社。単に上暮地山神社、あるいは山神社とも、また山ノ神などとも。御朱印の有無は不明。

神社自体の創建や御祭神、由緒は不詳。ただし、社殿の整備が行き届いており、小祠もしっかりと祀られている。

有名なのが藤。山野に自生するノダフジで、甲乙の二樹がある。甲樹は社殿の北東傾斜地に石積みの囲いと立派な鉄製の支柱棚が斜面に造られて幹を支えている。

以前は近くにあったスギに鉄線でつり上げて立ち上がって見えた。根回り3.1メートル、目通り3.1メートル、棚上の幹は約13メートル枝分かれしてはう。

乙樹は社殿の北側にあり、根回り3.6メートル、根元から0.7メートルで3本に枝分かれ、8メートル上でイタヤカエデの大樹に巻きついている。

両樹ともに花期には見事な花付きであったが、近年衰えが見えてきたという。フジではまれに見る巨樹である。「山ノ神のフジ」として、国の天然記念物に指定されている。

また、イタヤカエデも、樹高24メートル、根元の周囲3.84メートル、目通り幹囲3.05メートルという巨大なもの。

主幹はやや北西に傾き、地上8メートルくらいまでは枝が分岐せず直幹となっている。現在、県内で目通り幹囲が3メートル以上のイタヤカエデは、本樹以外確認されていない。

「上暮地山神社のイタヤカエデ」として、市の天然記念物に指定されている。

【ご利益】
リフレッシュ
上暮地山之神社 山梨県富士吉田市上暮地
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