初代藩主酒井忠勝を小浜城址に祀る、もとの天然記念物「九本ダモ」
小浜神社 福井県小浜市城内1-7-55
[住所]福井県小浜市城内1-7-55
[電話]0770-52-1920

小浜神社(おばまじんじゃ、小濱神社)は、福井県小浜市城内にある神社。近代社格では県社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

初代酒井小浜藩主酒井忠勝を祀る。2代将軍徳川秀忠の信を得、寛永元年(1624年)に老中に、寛永11年(1634年)に小浜に入部した。

寛永14年(1637年)には大老に就任し、4代将軍徳川家綱を補佐。初代藩主として、小浜の町づくりの基礎を築き、小浜城を完成させた。

寛文2年(1662年)7月12日に死去した。享年76。

明治8年(1875年)5月2日、官許を得て、小浜城本丸跡に社殿を創建、城地に祀っていた天御中主大神を合祀して、同年9月25日鎮座した。

例祭は5月2日。翌日の5月3日が奉祝祭。

小浜城址で、当社の境内地に、タブノキの巨木があった。樹齢400-500年で、ブノキとしては日本国内で有数の巨木。

9本の支幹が株立ちになって分岐した姿から「九本ダモ」とも呼ばれた。「小浜神社の九本ダモ」として、国の天然記念物に指定された。

しかし、樹勢の衰退を食い止めることができず、支幹が次々と枯死していき、平成15年(2003年)には最後の1本が枯死。後に指定が解除された。

小浜城址には他に、小浜市鹿島区と浅間区との境にあったころび橋(古呂美橋)が安置されている。

境内社に稲荷神社がある。御祭神は倉稲魂神。八助稲荷大明神とも呼ばれ、例祭は3月初午と12月1日。

この稲荷神社はもともと城内北の丸の鎮守として奉斎されていたが、明治になって遷座したもの。

八助稲荷大明神として、秋田藩の与次郎稲荷と同じような狐の飛脚の伝承が伝わっている。

【ご利益】
地域安全、地域振興、一族・子孫繁栄、家内安全
小浜神社 福井県小浜市城内
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