菅原神社（すがわらじんじゃ）は、石川県加賀市山中温泉栢野町にある神社。創建年代は不詳。菅原道真を祀る天神・天満宮の一つ。御朱印の有無は不明。

一説に、奈良時代の養老元年（717年）、泰澄が白山で修行していた時、妙理観世音大菩薩を拝して栢野郷に祀り、大スギは百本の木に値するとして、栢野寺と名づけた、という。

もともとは元栢野社としていたが、明治20年（1887年）3月に現社名に改称し、明治41年（1908年）4月6日には神饌幣帛料供進神社に指定された。

泰澄が絶賛したという大スギは、栢野大杉・天覧の大杉・栢野の大杉や栢野の大スギなどと呼ばれるもので、樹齢2300年とされる。。当社にある4本ある御神木の一つ。

樹高約54.8メートル、根元周約11.5メートル、胸高幹周9.6メートル。地上高4.9メートルで幹周5メートルほどの二つに幹が分岐している二又のスギの巨木である。

「栢野の大スギ」として、国の天然記念物に指定されている。また、他の三本の御神木は、「菅原神社の大スギ」として、県指定天然記念物。

当社は大聖寺川の左岸に鎮座するが、当社のほとんど真東、大聖寺川の右岸には八幡神社があり、そこにも国の天然記念物に指定されている「八幡神社の大スギ」がある。

「八幡神社の大スギ」も樹齢や樹高は「栢野の大スギ」とほぼ同じ。ただし、前者が三又なのに対して、後者は二又。

山中温泉随一のパワースポットとされ、10月上旬から11月下旬頃には、付近で香り高い新そばを味わえる。

【ご利益】
学業・受験合格、身体壮健、リフレッシュ

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