平安期に鶴岡八幡を勧請し八幡宮に、境内に樹齢1000年の大ケヤキ
鵜川神社(新潟県柏崎市大字新道5127)
[住所]新潟県柏崎市大字新道5127
[電話]0257-24-9738

鵜川神社(うかわじんじゃ)は、新潟県柏崎市新道にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「鵜川神社(越後国・三島郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

平安時代の天暦元年(947年)に鶴岡八幡宮を勧請したという。この時はすでに『延喜式』後。それ以前は不詳。

式内社「鵜川神社」の論社は他に、高柳町の黒姫山山頂とその里宮である黒姫神社宮場町野田に鵜川神社がある。

いずれも黒姫山を水源とする鵜川沿いにあり、当初は鵜川自体を信仰する自然崇拝的なものが初源で、その後は水神など水を司る神が祀られたとの指摘もある。

現在の御祭神は、誉田別尊。配神は、息長足姫尊玉依姫尊菅原道真素盞嗚尊稲田姫命

なお、鶴岡八幡宮の創祀は康平6年(1063年)とされ、当社由緒とは矛盾する。

勧請の年に間違いがないのであれば、勧請元は石清水八幡宮がふさわしいか。御祭神の顔ぶれから見れば、筥崎宮の可能性もある。

鎌倉時代初期の文治5年(1189年)、源頼朝の奥州征伐の際、北陸道の将である比企能員・宇佐美実政が戦勝を祈願したという。

境内には一際目立つ巨樹がある。根まわり約14メートル、目通り約11.5メートル、、高さ約20メートル、樹齢1000年の大欅だ。

腐食のため、先端部はかけているが、「鵜川神社の大ケヤキ」として、国の天然記念物に指定されている。全国のケヤキの中でも第8位にランクされるという。

昭和22年(1947年)10月、昭和天皇が新潟県を巡幸した際、10日-12日に向かいの飯塚邸(秋幸苑と行在所)に宿泊所し、この大欅を参観したという。

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鵜川神社(新道) - 平安期に鶴岡八幡を勧請し八幡宮に、境内に樹齢1000年の大ケヤキ
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