美濃、正一位の白山比咩神社前宮、ブッポウソウ繁殖地、江戸期修繕の社殿
[住所]岐阜県美濃市須原468-1-1
[電話]0575-32-2363
洲原神社(すはらじんじゃ)は、岐阜県美濃市須原にある神社。白山神社の一つ。参拝すれば、御朱印を頂ける。
社伝によれば、奈良時代の養老5年(721年)、白山比咩神社で修業した泰澄により創建された。
時の元正天皇は、当社御造営使として、伴安麿に御剣一口と封戸若干、従者2人に甲胃を添えて下賜したという。
正一位洲原白山、正一位洲原神社ともいう。白山比咩神社の前宮であり、古くから白山信仰の対象である。
御祭神は、中央本殿が伊邪那岐命、東本殿が伊邪那美命、西本殿が大穴牟遅神。
東本殿には、天照皇大神・豊受姫神・須佐之男命・少彦名命が、西本殿には、大山衹命・木花咲耶姫命・猿田彦命・迦具土命・道返之命が合祀されている。
現在の社殿は、室町時代の康正2年(1456年)、炎禍により焼失した後に再建されたもの。
戦国時代の長享元年(1487年)、領主村山忠広により修繕され、安土桃山時代の天正13年(1585年)、鉈尾山城主佐藤方政によっても修繕された。
その後、江戸初期に大修理されたと推定されている。県の重要文化財に指定されている。
他にも商船之図絵馬・能面(小べし見・大べし見・悪尉)・素地供物鉢・朱根来塗供物鉢・朱根来塗供物台・木製黒塗供物台が県指定重要文化財。
また、社叢は県の天然記念物にも指定され、拝殿・舞殿・楼門は市指定文化財。
「洲原神社ブッポウソウ繁殖地」として、国の天然記念物に指定されている。
ブッポウソウは夏鳥で、毎年5月に当社地に飛来し、6月に巨木の洞穴に営巣・産卵、抱卵して、7月に艀化、9月末頃にジャワ、スマトラなどの南方に飛び去っていく。
体はハトよりやや大きく、頭部は黒褐色、背腹は青緑色、嘴と脚が紅色、翼をひろげると白い班紋のある美しい姿の鳥である。
例祭は4月。特殊大祭として、垢離取祭があった。御神迎で11月30日に斎行された。泰澄が御神霊を勧請した古儀を伝承する神事だったが、昭和初期で途絶えた。
【ご利益】
平穏安寧、五穀豊穣、産業振興、交通安全、厄災除け、開運招福(公式サイト)

【関連記事】
・国の天然記念物がある神社 - 数百年、数千年という単位で存在し続けている自然のパワー
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[電話]0575-32-2363
洲原神社(すはらじんじゃ)は、岐阜県美濃市須原にある神社。白山神社の一つ。参拝すれば、御朱印を頂ける。
社伝によれば、奈良時代の養老5年(721年)、白山比咩神社で修業した泰澄により創建された。
時の元正天皇は、当社御造営使として、伴安麿に御剣一口と封戸若干、従者2人に甲胃を添えて下賜したという。
正一位洲原白山、正一位洲原神社ともいう。白山比咩神社の前宮であり、古くから白山信仰の対象である。
御祭神は、中央本殿が伊邪那岐命、東本殿が伊邪那美命、西本殿が大穴牟遅神。
東本殿には、天照皇大神・豊受姫神・須佐之男命・少彦名命が、西本殿には、大山衹命・木花咲耶姫命・猿田彦命・迦具土命・道返之命が合祀されている。
現在の社殿は、室町時代の康正2年(1456年)、炎禍により焼失した後に再建されたもの。
戦国時代の長享元年(1487年)、領主村山忠広により修繕され、安土桃山時代の天正13年(1585年)、鉈尾山城主佐藤方政によっても修繕された。
その後、江戸初期に大修理されたと推定されている。県の重要文化財に指定されている。
他にも商船之図絵馬・能面(小べし見・大べし見・悪尉)・素地供物鉢・朱根来塗供物鉢・朱根来塗供物台・木製黒塗供物台が県指定重要文化財。
また、社叢は県の天然記念物にも指定され、拝殿・舞殿・楼門は市指定文化財。
「洲原神社ブッポウソウ繁殖地」として、国の天然記念物に指定されている。
ブッポウソウは夏鳥で、毎年5月に当社地に飛来し、6月に巨木の洞穴に営巣・産卵、抱卵して、7月に艀化、9月末頃にジャワ、スマトラなどの南方に飛び去っていく。
体はハトよりやや大きく、頭部は黒褐色、背腹は青緑色、嘴と脚が紅色、翼をひろげると白い班紋のある美しい姿の鳥である。
例祭は4月。特殊大祭として、垢離取祭があった。御神迎で11月30日に斎行された。泰澄が御神霊を勧請した古儀を伝承する神事だったが、昭和初期で途絶えた。
【ご利益】
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