少彦名命終焉の地にその御陵を祀る、危機遺産選定の参籠殿
[住所]愛媛県大洲市菅田町大竹乙937-2
[電話]0893-24-2314
少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)は、愛媛県大洲市菅田町大竹にある神社。御朱印の有無は不明。
標高約370メートルの簗瀬山山頂付近に本殿が、中腹に中殿(神楽殿)が、麓近くに拝殿がある。当社で何よりも有名なのが参籠殿。
伊予・愛媛にも多くの少彦名命伝承が残されており、愛媛の湯元・道後温泉も、大国主神と協力して発見されたとされ、その痕跡も残っているという。
当地は、少彦名命終焉の地とされ、簗瀬山がその御陵と伝わる。つまり山頂の本殿は、御陵を祀るもので、麓の拝殿は文字通りの遥拝所となる。
藩政時代は、藩主の命により「入らずの山」として、簗瀬山の境内地が秘密にされたという。
現在に残る社殿は、近代以降に整備されたもの。しかし、氏子を持たない神社であり、例えば、中腹の中殿は今、完全に崩壊している。
地元有志の集まりである「おすくな社中」が中心となって、様々な活動が行われている。その一つが、世界危機遺産リスト入り。
歴史的な建築物や遺産の保存運動を推進する米ワールド・モニュメント財団(WMF)が、2014年版「世界危機遺産リスト入り」の中に当社参籠殿を選定した。
参籠殿は、崖下から見上げると、その大部分が空中楼閣のように渓谷に張り出すように持ち出されている。いわゆる「懸け造り」。
つい最近までは藪の中に埋没し、「懸け造り」かどうかもよく分からず、現在も倒壊の危機にある
今後の活動によって、選定が認定となれば、資金援助も受けられ、復興も進むことになる。
麓の参道を進むと、拝殿に出る。その左側から、中殿・御陵である本殿に続く細い参道がある。
拝殿から本殿まで、1時間ほどの道程といわれているが、この参道は整備がされていないので、何の準備もなく進むのは危険だという。
「おすくな社中」では年1回、「おすくな探検隊」というイベントを実施、本殿に参拝し、周囲の草刈りなど清掃作業をする。
「おすくな探検隊」は一般にも募集されているので、比較的安全に本殿参拝ができる手段となっている。
なお、同名の神社が菅田町菅田にもある。ここは少彦名命が滞在した地と伝えられ、古くから地区住民によって管理されている。
【ご利益】
病気平癒、身体壮健、健康長寿(おすくな社中)
【関連記事】
・愛媛県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、愛媛県に鎮座している神社の一覧
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少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)は、愛媛県大洲市菅田町大竹にある神社。御朱印の有無は不明。
標高約370メートルの簗瀬山山頂付近に本殿が、中腹に中殿(神楽殿)が、麓近くに拝殿がある。当社で何よりも有名なのが参籠殿。
伊予・愛媛にも多くの少彦名命伝承が残されており、愛媛の湯元・道後温泉も、大国主神と協力して発見されたとされ、その痕跡も残っているという。
当地は、少彦名命終焉の地とされ、簗瀬山がその御陵と伝わる。つまり山頂の本殿は、御陵を祀るもので、麓の拝殿は文字通りの遥拝所となる。
藩政時代は、藩主の命により「入らずの山」として、簗瀬山の境内地が秘密にされたという。
現在に残る社殿は、近代以降に整備されたもの。しかし、氏子を持たない神社であり、例えば、中腹の中殿は今、完全に崩壊している。
地元有志の集まりである「おすくな社中」が中心となって、様々な活動が行われている。その一つが、世界危機遺産リスト入り。
歴史的な建築物や遺産の保存運動を推進する米ワールド・モニュメント財団(WMF)が、2014年版「世界危機遺産リスト入り」の中に当社参籠殿を選定した。
参籠殿は、崖下から見上げると、その大部分が空中楼閣のように渓谷に張り出すように持ち出されている。いわゆる「懸け造り」。
つい最近までは藪の中に埋没し、「懸け造り」かどうかもよく分からず、現在も倒壊の危機にある
今後の活動によって、選定が認定となれば、資金援助も受けられ、復興も進むことになる。
麓の参道を進むと、拝殿に出る。その左側から、中殿・御陵である本殿に続く細い参道がある。
拝殿から本殿まで、1時間ほどの道程といわれているが、この参道は整備がされていないので、何の準備もなく進むのは危険だという。
「おすくな社中」では年1回、「おすくな探検隊」というイベントを実施、本殿に参拝し、周囲の草刈りなど清掃作業をする。
「おすくな探検隊」は一般にも募集されているので、比較的安全に本殿参拝ができる手段となっている。
なお、同名の神社が菅田町菅田にもある。ここは少彦名命が滞在した地と伝えられ、古くから地区住民によって管理されている。
【ご利益】
病気平癒、身体壮健、健康長寿(おすくな社中)
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