戦国期に藤目城主が氏神として創建、沖積地に発達するシイ林の社叢
[住所]香川県観音寺市大野原町中姫字堅物541
[電話]-

中姫八幡神社(なかひめはちまんじんじゃ)は、香川県観音寺市大野原町中姫にある神社。御朱印の有無は不明。

戦国時代の元亀・天正年間(1570年-1593年)、粟井村の藤目城主斎藤下総守が社殿を造営し、氏神として崇敬したのに始まるという。

御祭神は、帯中日子命帯日売命品陀和気命

北西部の社叢はシイ林で、ツブラジイを主として、わずかにイタジイが混じるものの、最大のものは胸高囲135センチ、多くは60-80センチ前後でよく繁茂している。

他にカクレミノ・ヤマモモ・クロガネモチ・イスノキ・シリブカ・ガシなどがある。

東部の社叢の林中には、クロガネモチの大樹が残り、ヤブツバキ・モッコク・アラガシの幼樹がある。

県下各地にシイ林は見られるが、平野部、特に沖積地に発達するものは、当社の社叢のみで、貴重なものとして、県の天然記念物に指定されている。

例祭は10月中旬。ちょうさ祭りが行われる。

大野原町大野原に鎮座する大野原八幡宮に隣接する、式内の伝統ある応神社は、大野原八幡宮の境内社に見えながら、実は当社の飛び地境内社となっており、今でも祭典は当社と中姫地区が執行している。

【ご利益】
厄災除け、家内安全、地域安全、安産
中姫八幡神社 - 戦国期に藤目城主が氏神として創建、沖積地に発達するシイ林の社叢
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