鎌倉初期に弓の得意な武士が藤沢宮前を勧請、1月に御奉射神事
御霊神社(神奈川県三浦郡葉山町長柄662)
[住所]神奈川県三浦郡葉山町長柄662
[電話]0467-22-3347 - 八雲神社

御霊神社(ごりょうじんじゃ)は、神奈川県三浦郡葉山町長柄にある神社。近代社格では村社。現在は八雲神社の兼務神社である。参拝すれば、御朱印を頂ける。

鎌倉時代初期の武士である長江太郎義景が、主君三浦大介の指示で藤沢市宮前の同名神社を勧請して、鎌倉景政の御霊を祀ったといわれている。

長柄御霊神社でもよいと思うが、勧請者の氏名を取ってか、長江御霊神社と呼ばれることもある。

『新編相模国風土記稿』には、「御霊社、村の鎮守なり…社領3石の御朱印は天正19年(1581年)11月賜ふ。長運寺持」とある。

明治維新となり、神仏分離により長運寺の管理を離れ、明治6年(1873年)12月に村社に列し、大正5年(1916年)8月、神饌幣帛料供進神社に指定された。

特殊神事として、1月7日に御奉射神事を行う。その年小学校へ入学する児童を集め、勧学と成長を祈請し、忌的に忌矢を射る。

この神事は、頼朝の平氏打倒の急先鋒となり、鶴岡八幡宮の流鏑馬では第一射手として頼朝の御前で腕前を披露したとされる長江太郎義景にあやかったもの。

現在の御祭神は、大己貴命・御霊命とある。御霊命が鎌倉景政に相当するのだろうか。例祭は8月末の日曜日。境内には東郷平八郎の揮毫による忠魂碑があり、砲弾が置いてある。

【ご利益】
諸願成就、身体壮健、子育て
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御霊神社(葉山町)の御朱印