庄内藩主酒井家の祖4柱を祀る、8月に総勢400名の大名行列など「荘内大祭」
[住所]山形県鶴岡市馬場町4-1
[電話]0235-22-8100

荘内神社(しょうないじんじゃ)は、山形県鶴岡市馬場町にある神社。庄内藩主酒井家の祖を御祭神として祀る。参拝すれば、御朱印を頂ける。

鶴岡市のほぼ中心部にある、庄内藩主の居城であった鶴ヶ岡城の本丸址に鎮座する。

庄内一円の人々により、明治10年(1877年)、旧藩主を追慕し、出羽之国庄内の産土神、領民達の心の拠り所として創建された。

社殿は、本殿、参集殿、宝物殿の三つに分かれる。

本殿には御祭神として、荘内藩主酒井家初代酒井忠次公、2代酒井家次公、3代酒井忠勝公、9代酒井忠徳公、が祀られており、主に加持祈祷やお祓いなどが行われる。

参集殿は、結婚披露宴・各種宴会・講演会・各種展示会などに使用される。

宝物殿には酒井家より奉納された歴代藩主ゆかりの宝物や、旧家などから奉納された御雛様、五月人形、絵馬、屏風などの約2000点が展示されている。

例祭は8月14日、15日、17日で、「荘内大祭」。初日は宵祭りで様々な神事や伝統芸能の奉納がある。最終日が例大祭。

2日目に旧藩主の参勤交替代を忠実に再現した、総勢400名による荘内藩大名行列が行われ、城下町鶴岡に圧巻の歴史絵巻が繰り広げられる。

社殿の周りとその周辺にある鶴岡公園内には、桜の木が多く植えられており、春になると多くの花見客で賑わう。

年末年始の初詣には、主に酒井家に縁のある人々や、神社周辺の地元住民の参拝者が多く訪れる。

境内には、鶴岡護国神社と御城稲荷神社がある。鶴岡護国神社は、明治28年(1895年)に創建され、幕末から昭和の戦争までで殉死した鶴岡出身の4930柱の英霊を祀る。

御城稲荷神社は、江戸時代中期の宝永5年(1708年)、6代藩主酒井忠真が城内鎮守として創建した。明治に入り、城は取り壊されたが、一般民衆の崇敬が厚かったため、当社は廃社を免れた。

御城稲荷神社の御祭神は、倉稲魂神大市姫神五十猛神須佐之男神大己貴神。出雲ファミリーで固めた稲荷は珍しいかもしれない。

【ご利益】
開運招福・家内安全・産業繁栄
荘内神社 - 庄内藩主酒井家の祖4柱を祀る、8月に総勢400名の大名行列など「荘内大祭」
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荘内神社の御朱印