上杉謙信が創建、上杉氏の米沢移転により遷座、鷹山の極秘誓詞
[住所]山形県米沢市丸の内1
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春日神社(米沢市)(かすがじんじゃ)は、山形県米沢市丸の内にある神社。御朱印の有無は不明。

上杉謙信が大和国の春日大社より御分霊を勧請し、越後国の春日山城に創建した。謙信は天正6年(1578年)に死去するから、それ以前のこととなる。

上杉家の本姓は藤原氏というゆかりでの勧請・創建だと思われる。

上杉氏の会津藩・米沢藩転封に伴って移転し、元和3年(1617年)に林泉寺とともに林泉寺境内に移転した。

米沢藩主家上杉氏の氏神であり、林泉寺の鎮守だった。御祭神は春日四柱大神。

一般に春日神は、武甕槌命経津主命天児屋根命と、天児屋根命の妻とされる比売神の4柱で、当社の春日四柱大神もこれに準じると思われる。

明和4年(1767年)、上杉治憲(上杉鷹山)は養父の上杉重定の隠居に伴って藩主家家督を相続する際、江戸藩邸からの内使をもって極秘のうちに新藩主としての決意を表明した誓詞を当社に奉納した。

この誓詞の存在が公に知られたのは、慶応元年(1865年)に林泉寺学寮の火災で、当社の神器を延焼から守るために運び出した際のことであった。ちなみに、鷹山の誓詞は、白子神社にもある。

明治9年(1876年)に大乗寺邸、明治27年(1894年)に米沢城本丸西南の隅に遷座した。

大正8年(1919年)の米沢大火で焼失し、松岬神社に合祀された。

昭和56年(1981年)に上杉神社南側に再建された。

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春日神社(米沢市) - 上杉謙信が創建、上杉氏の米沢移転により遷座、鷹山の極秘誓詞
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